| これだけの延長にもかかわらず、意外としっかりラインが出ている |
この製造元はどんなクルマでも長くしてしまうリムジン専門メーカーだった
さて、ほぼアメリカ特有のセグメントとして「リムジン」というものがありますが、(数十センチ延長されたVIP用のクルマをのぞくと)今回紹介するような超ロングバージョンは主に観光やイベント用として用いられる事が多いもよう。
このリムジンはキャデラック・エスカレードをベースとしており、カリフォルニア州フリーモントにて219,999ドル(3247万円)という高値で販売されているのですが、その延長されたぶんはなんと200インチ(5メートル8センチ・・・)にも及び、これはもともとのエスカレードの全長である211.9インチの「約2倍(もっと伸びているようにも見える)」。
アメリカにはどんなクルマでも長くしてしまう会社が存在した
なお、このストレッチされたキャデラック・エスカレードについて、様々な高級車をリムジン化してしまうピナクル・リムジン・マニュファクチャリング社の製品だといいいますが、同社は過去にもマセラティ・ギブリや・・・。
アルファロメオ・ステルヴィオを長くしてしまったことも。
1999年から「クルマを長くすることだけに」全精力を注いできたそうですが、たしかに破綻なく(と言っていいのか・・・)長くなっているもよう。
というのも、クルマを延長するというのはけっこう難しく、たとえばトヨタRAV4の製造工場が製作したRAV4「リムジン」でもこんな感じでサイドのラインがガタガタ。
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反面、このキャデラック・エスカレードだと、ウインドウ、ウインドウモール、ルーフ、ドアパネルなどに統一感がもたらされていますね。
車高が上げられているように見えますが、おそらくはちょっとした段差や坂道で「お腹をすらないように」という配慮からだと思われます。
しかもドアはガルウイング!
真に驚くべきはその内装だった
ただ、そのエクステリアを見て驚くのはまだ早く、その外装以上に驚かされるのがこのインテリアです。
なんともゴージャスかつ妖艶なソファに照明を備えており、とんでもなくエロい雰囲気ですね。
照明のカラーは部位ごとに様々な色調へと変化するもよう。
もちろんドリンクホルダーやバーカウンターもあり、ドリンクメーカー、テレビ画面、大音量のサウンドシステムも備えている、と紹介されています。
一方でコクピットは(パーテーション以外は)ノーマルのままで、車体後部とは完全に仕切られた空間に。
さすがに全長10メートルオーバーのこのクルマを運転することはためらわれますが、アメリカにはこういったクルマの運転を専門とするドライバーもちゃんといそうですね。
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