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カプコン創業者の経営するワイナリー「ケンゾーエステイト」直営レストランへ行ってきた!ワイン好きにはオススメの穴場レストラン

カプコン創業者の経営するワイナリー「ケンゾーエステイト」直営レストランへ行ってきた!ワイン好きにはオススメの穴場レストラン

| 久しぶりに「今まで知らなくて損した」と思えるレストランだった |

雰囲気や客層、サービスに優れ、大切な人をもてなすには最適だと思う

さて、ナパ・ヴァレーにワイナリーを持つケンゾー・エステイトの直営レストラン(大阪店)へと行ってきたのでその様子を紹介したいと思います。

このケンゾー・エステイトというのは、カプコン創業者である辻本憲三氏が米国カリフォルニア州ナパ・ヴァレーに開設したワイナリーで、1990年に土地を購入し、最初にワインを送り出したのが1995年。

正直ぼくはケンゾー・エステイトについて全く知らなかったのですが、オートカヴァリーノさん主催のイベントにてこのワインを紹介していただき、ちょっと興味を持ったので今回イソイソと出かけてきたわけですね(ちなみにぼくはワイン含む種類を一切飲まない)。

ケンゾー・エステイトには様々なワインがある

そしてケンゾー・エステイトのワインにはいずれも日本名がついていて、「紫鈴」「あさつゆ」「紫」「藍」「明日香」「深隠」「夢久」「清」「蓮」「結」「寿々」といった面々が販売されていますが、いずれもぶどうの栽培、醸造、樽熟成、ボトリング、さらに出荷までを自社にて行うという100%自社製造を貫いており、これによって100%自家製造のワインにのみ(米国政府によって)与えられる”エステイトボトル”なる称号を獲得しています。

つまりは「完璧主義」を貫いているということになりますが、さらにその完璧主義を貫くために展開しているのが直営店(4店舗ある)ということになりそうですね。

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なお、ぼくのワインの知識のほとんどは「神の雫」から得たものでしかなく、しかしそこから得た情報によれば、ワイン(主にフランス産)には「マリアージュ」という概念があって、これはワインと料理とを互いに引き立てるというもので、つまりはワインは「サブ」ではなくメインの(欠かすことができない)パートナーであり、ワインと料理とが1:1の関係ということになります。

よって料理一皿に対してワインを1杯づつ合わせるというペアリングなるものがあり、これによってワインと料理両方を引き立てる(お互いがお互いのために存在し、それぞれ単品のときよりも美味しくいただける)わけですが、上述のオートカヴァリーノさん主催のイベントにてこれをはじめて(これまでウワサには聞いていたが)目の当たりにし、ちょっと興味を持ったということになります(繰り返しですが、ぼくはアルコールを飲まない。周りの人がそのみごとなペアリングに驚いていたため、直営店でその再現を確かめてみたかった)。

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ケンゾーエステイトワイナリー大阪店ではこういったメニューを食してきた

そこで今回ケンゾーエステイト ワイナリー大阪店へと予約のうえ出かけて行き、今回食したのは12月23〜25日の3日間のみ提供されるクリスマスメニュー。

6皿にそれぞれペアリングワインが付属して35,000円という内容ですが(ぼくはお酒を飲まないのでソフトドリンク)、まずはアミューズとして「フランス産フォアグラカナールと紀伊国屋文左衛門鴨のパテアンクルート 美食家風サラダ」。

ロシアがウクライナに侵攻して以来フォアグラが入手しにくくなっていますが、今回のクリスマスメニューではフォアグラが登場することとなっています。

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前菜としては「伊勢海老のミ・キュイとオシェトラキャビア マイクロハーブのコンポジション 海老味噌ロワイヤルとセロリラブのヴルーテ ケールとビーツピュレのリーフ仕立て」。

前菜というにはあまりに豪華ですね。

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海老味噌ロワイヤルが美味しかった!

そして2つ目の前菜は「松葉蟹の伊勢海老ビスク」で、なんとエビとカニとの組み合わせ。

上に乗っている白い棒はフォカッチャで、これをビスクの中に落して食べると美味。

ちなみに「炙った松葉ガニ」はぼくにとってはじめての一品です。

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そして次は「鳥取県境港より産地直送クエと堀川牛蒡 聖護院かぶらロースト 白子のムースリーフュメドポワソンと赤ワインのエッセンス」。

クエの皮は炙ってパリっとしており、その中はちょっとレアな食感です。

ちなみに白子のムースも初体験。

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さらには「鳥取県産純血但馬血統万葉牛フィレ肉のロティ プティレギュームと黒トリュフのジュ」。

フレッシュトリュフも添えられ、そして味噌のように見えるのはベーコンのペースト。

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デザートはオペラにあまおうとそのシャーベット。

あまおうは「あまおうゼリー」の上に乗っているのですが、こういった「同じ素材を異なる手法で調理した」メニューは面白いと思います(牛肉の牛肉ソースがけとか)。

なお、興味深いのはデザートにコーヒーがつかず、やはり「ワインとのペア」になること。

こういったところを見てもケンゾーエステイトがワインに心血を注いてでいるということがわかりますね(そのため、わざわざここを訪れていながらもワインを飲まないことをちょっと申し訳なく思った)。

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ちなみにぼくは「ケンゾーエステイト」の名は知らなかったものの、このお店が存在していることは(よく前を通るので)知っていて、しかしオートカヴァリーノさんがイベントにて紹介してくれなければ「この店に入ることは一生なかっただろうな」と考えています。

なぜならばアルコールを嗜まないぼくにとっては無縁のお店であり、そしてペアリングによって料理を引き立てさせるレストランであるということも知り得ず、よって(ワインが好きな)誰かを誘って行こうと考えることもなかったからですが、実際に今回訪れてみると、お店の雰囲気やスタッフの皆さんの対応も素晴らしく、「また来よう」と思った次第。

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つまり「知らなければ、ずっと損をしていた」たぐいのレストランであり、しかしそういったレストランは世の中に数え切れないほどあるのだと思います。

ただ、今回はその一件を幸いにして知ることができ、オートカヴァリーノさん、そしてケンゾーエステイトさんにも大変感謝。

参考までに、ケンゾーエステイトのワインには相当数のファンがいるようで、食事をしている間にも多くの人がワインを買い求めに来ていたことが印象的です。

そしておそらくこのケンゾーエステイトは「知る人ぞ知る」ワインだと思われ、よってレストランの客層も良く、大切な人をもてなすには非常にオススメしたいとお思います。

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おそらくドレスコードは無いようですが、今日はお店に対するリスペクトという意味で珍しくジャケット着用。

タリアトーレのジャケットにPT 01のパンツ(カスタム済)、エルメスのストールにガーデンパーティーという出で立ちにて訪れています(※靴はランボルギーニ本社のあるボローニャにて創業されたブルーノマリ)。

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ケンゾーエステイトワイナリー大阪店
大阪市北区梅田2-4-36 上島ビル1階
ウエブサイト

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