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ブリジストンがランボルギーニ・ウラカン・ステラート用に開発した初のスーパーカー用オフロード、そしてランフラットタイヤについて語る。両者のコラボはしばらく続きそう

2023/01/27

ブリジストンがランボルギーニ・ウラカン・ステラート用に開発した初のスーパーカー用オフロード、そしてランフラットタイヤについて語る。両者のコラボはしばらく続きそう

| ランボルギーニは「ウラカンSTO」以降、ブリジストン製タイヤを(V10モデルで)選択可能になっている |

おそらくこのタイヤのコストは「安くない」

ランボルギーニ・ウラカン・ステラートは「スーパーカー×オフローダー」という”新種”ですが、スーパースポーツでありながらもオフロードを走ることを想定しているだけあってこれまでにはないタイヤが求められたといい、今回ブリジストンがそのタイヤについて紹介するコンテンツを公開することとなっています。※ポルシェ911ターボ、ランボルギーニLM002など、新しいジャンルを切り拓いたクルマたちのタイヤもまた新規に開発されたもので、新種の誕生はタイヤの進化の歴史とともにある

このウラカン・ステラートに装着されているのはデュエラー・オールテレイン AT002(Dueler All-Terrain AT002タイヤ)という銘柄で、これはブリジストンがウラカン・ステラートのために開発した、「オンロードとオフロードを問わず、あらゆる状況や路面に対応する最高のドライビングプレジャー、汎用性、適応性を提供することができる」唯一のタイヤです。

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ブリヂストン デュエラー オールテレイン AT002は「ランフラット」

なお、ランボルギーニはずっとピレリとの良好な関係を続けており、永らくランボルギーニの指定タイヤというとピレリだけだったものの、最近になってブリジストンを装着する例が出ています。

具体的にはウラカンSTOではじめてブリジストン製タイヤを選択できるようになり、その後のウラカン・テクニカでもやはりブリジストンを選択可能に。

そして今回のウラカン・ステラートではブリジストンが独占パートナーに選ばれ、そこでこの「パンクしても安全に走行できるランフラットテクノロジーを採用した、世界初のスーパーカー用オールテレインタイヤ」が誕生することとなったわけですね。

ブリジストンによれば、「このタイヤの特注ポリマー、パターン、タイヤ技術は、ウラカン・ステラートのオールテレイン性能を高め、このスーパーカーのハンドルを握ってアスファルトの上と下を走るスリルと楽しさを最大限に引き出すために開発された」。

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上述のとおりスーパーカー用タイヤとして世界で初めてランフラットテクノロジー(RFT)を搭載していますが、これまでスーパーカー用タイヤとしてランフラットが存在しなかったのは「重いから」だと思われ、しかしウラカン・ステラートでこれを採用したのは「(パンクする可能性がオンロードよりも高い)オフロードを走るから」と考えていいのかも。

その結果、デュエラー・オールテレイン AT002はパンクしても時速50マイル(約127km)、0気圧でも安全に走り続けることができるといい、悪路であっても安心してウラカン・ステラートを楽しむことが可能となっています。

このタイヤはブリジストンのヨーロッパ拠点で開発・製造されており、グリップ力を最適化するために設計された新しいタイヤコンパウンド、深い砂利道や泥道でのグリップ力を高めるための専用ショルダー、最適化されたトレッドパターンを持っていて、オフロードでのグリップを損なうことなく、最高のハンドリングと高速性能を実現しています。※最高速は260km/hに設定され、「もっとも遅い」ランボルギーニだとも言われるが、これはそのタイヤの特性によるものかもしれない

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ウラカン・ステラート用としては「ウインタータイヤ」も

さらにブリヂストンは「デュエラー・オールテレインAT002によって、我々はランボルギーニ・ウラカン・ステラートの高速オールテレイン・コンセプトを完璧に補完するオーダーメイドタイヤを作り上げました。オフロード走行時と同様に、アスファルト上での高速走行が可能であり、高速安定性とオフロード性能を備え、泥や砂利、厳しい地形など、全く異なる課題に対応するために設計されたタイヤなのです」とコメントしていて、サイズはフロントで235/40 ZR19 (96Y) XL RFT、リアは285/40 ZR19 (107Y) XL RFTの一種類のみ。

ただしアフターオプションとして、(ウインタータイヤの)ブリザックLM005が用意され、こちらのサイズは235/40 R19 96Y XLと285/40 R19 107Y XLだとアナウンスされています。

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ブリヂストンは「ランボルギーニとのパートナーシップは、持続可能なソリューション企業として、顧客価値と社会価値を提供するというブリヂストンのビジョンの一部」だと述べ、今回コストをかけてウラカン・ステラート専用タイヤを製造したところを見るに、今後も両社の関係は続くものと考えてよく、もしかするとアヴェンタドール後継となるV12モデルにもブリジストン製タイヤが装着されたり、オプションにて選択できるようになるのかもしれません。

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参照:Bridgestone

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