| たしかに「これはいらないだろう」というものもあり、反面「時代に対応するなら仕方がない」ものも |
環境規制、安全規制によって自動車はどんどん重く、高くなってゆく
さて、英国Carwowが「今すぐ消えて欲しい自動車業界のトレンド」という動画を公開。
Carwowは定期的にこの内容の動画をリリースしていますが、今回はその最新版となっており、いくつかはぼくも賛成、しかしいくつかはそう感じないものもあり、ここでその内容を紹介してみたいと思います。
1.ヨーク型ステアリングホイール
これはテスラ・モデルSに端を発するトレンドですが、現在はトヨタbZ4XやレクサスRZにも採用されており、今後トヨタ/レクサスはこれの拡大採用を行う可能性も。
このほかにも追随するメーカーが登場する可能性もありますが、Cawowによれば「街なかでの(ステアリングホイールを回転させる機会の多い)運転は苦痛でしかない」。
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2.サブスクリプションサービス
これはBMWやアウディ、メルセデス・ベンツが進めているもので、カーナビ、シートヒーターなどの快適系機能、はたまた出力向上や最高速アップなどパフォーマンスに関するものまで様々ですが、「課金」によっていろいろな機能をアンロックできるというもので、消費者からすると迷惑極まりないサービスです。
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3.エアロホイール
これは各社ともEVの開発を行うようになってから出てきたトレンドで、メルセデス・ベンツに顕著ではありますが、その他のブランドでも「空気抵抗を削減し、航続距離を少しでも伸ばすため」に採用されるもの。
(一つのホイールとして)一体成型されている場合や、アルミホイールの上に(別パーツの)樹脂製カバーとして取り付けられることもありますが、ぼくとしては「そんなに悪い印象はない」トレンドだと思います(機能や性能が向上するのであれば、受け入れようと思う)。
4.リヤワイパーレス
全然気づかなかったのですが、キアEV6、ヒョンデ・アイオニック5、トヨタbZ4Xなど最近のEVにはワイパーがないもよう。
やはり視界確保の観点からリヤワイパーは欲しいものですね。
5.醜いセンサー
これは高いレベルのドライバー・アシストを実現するためのもので、グリルやフロントバンパー内に挿入され、著しく美観を損なうもの。
たしかにぼくもこれは「いただけない」と考えていますが、今後自動運転を実現するにあたり、ルーフの上のLiDARなど、もっと醜いセンサー類が増えるものと思われます(仕方がない部分もある)。
6.サウンドジェネレーター
これはいわゆるフェイクサウンドを指していますが、動画ではガソリン車に用いられるフェイクサウンドよりも、EVに「ガソリン車の排気音をイメージしたフェイクサウンドを付与する」無意味さについて言及していて、ぼくも全くそのとおりだと感じています。
7.コスト上昇
動画では現代のクルマの「バカげた」価格上昇について取り上げていて、たしかにこれもうなずける部分。
この車両価格の上昇については、インフレによる値上げもあるものの、近年のクルマは様々な規制に対応するため、かつてのクルマにはなかったコストがかけられていることに加え、さらには電子化が進むに際して様々なデバイスが追加されることでコストが増大しています。
とくにエントリーレベルのクルマに置いてこの傾向が顕著であり(コスト上昇を吸収できずに値上げせざるをえない)、価格の安いクルマほど影響を受けています。
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8.車体重量
これも「コスト」同様ですが、環境規制、安全規制に対応しようとするとどんどんクルマが重くなってしまい、それがまた様々な悪影響を及ぼしたりという悪循環に陥っているようにも思えます。
9.警告音
ドライバー・アシストほか様々な警告音の煩わしさについて触れていますが、ぼくはこれについて「意外と助かっている」と感じることもあり、「賛成」の部類です。
10.リバースカメラ(バックカメラ)
Caewowのホスト、マットは”おせっかい機能”があまり好きではないようですが、このリバースカメラについても「慣れてしまうと」これなしでは過ごすことができないほどの便利なデバイスであり、いまやぼくにとっては「なくてはならない」装備です(とくにSUVやスーパーカーなどは必須だと思う)。
「今すぐ消えて欲しい10の自動車業界のトレンド」を紹介する動画はこちら
参照:carwow