| 今のところ、なぜこういった状況が発生してしまったのかは原因不明 |
解錠できたばかりではなく、実際に運転できてしまったところがさらにナゾ
さて、カナダはブリティッシュコロンビア州バンクーバーに住むテスラ・モデル3のオーナーに「奇妙な事件が発生した」もよう。
これはYoutube上に投稿された画像から明らかになったもので、「スマートフォンにインストールしたテスラのアプリを使用して自分のテスラをアンロックしたところ、なぜか他の人の(自分のテスラのすぐ前もしくは後ろに)止まっていたテスラ・モデル3が解錠され、他人のテスラだと気づかずにそれに乗り、そのまま走り去ってしまった」というもの。
たしかにリモコンを使用して自分のクルマのドアをアンロックする際、ときどき「他のクルマのドアが解錠されることがあるんじゃないか」と考えたりすることがあるのですが、まさか実際にこういった事が起きるというのはちょっとした驚きですね。
その事件はこうやって起こった
そこでこの事件のなりゆきを見てみたいと思いますが、この当事者はラジェッシュ・ランデブさんなる人物で、まずはスマホ上のアプリにて自身の白いテスラ・モデル3を解錠することに。
そのまま乗り込み・・・。
車両を起動し・・・。
そのまま走り去ります。
ただ、ここでハタとフロントグラスにヒビが入っている事に気づき、妻に電話してそのヒビについて聞いてみるものの、妻はそのヒビについて心当たりはなく、さらにスマートフォンの充電器が(いつも車内に置いているはずなのに)見当たらず、「なにかおかしい」と思い始めることに。
そこでこのテスラの本来のオーナーからメッセージが届く
走行しているうちにラジェッシュ・ランデブさんの携帯電話に "Hello Rajesh, do you drive a Tesla?(やあラジェッシュ、テスラを運転中かい?) "というメッセージが届き、「誰?」と返すと、さらに「きっと君は違うテスラを運転してるんじゃないかな」という返信が。
このやり取りによってレジェッシュ・ランデブさんは「自分が間違ったテスラに乗り込み、運転している」ことに気づいたといいますが、自身のテスラとはホイール以外はまったく同じ仕様であったため、そして子どもを迎えに行くために急いでいたために「自分のクルマではないことに気づかなかった」ようですね。
なお、ラジェッシュ・ランデブさんが間違えて乗ってしまったテスラのオーナーがなぜ彼の名と連絡先を知ることができたのかというと、それは「残された」ラジェッシュ・ランデブさんのテスラの中に連絡先などが記された紙があったから(他人のテスラと同時に、自分のテスラ・モデル3も解錠されていたということになる)。
はたしてラジェッシュ・ランデブさんはもとの駐車場所へと戻って無事に(自分が乗って行った)テスラ・モデル3を本来の持ち主へと返還することになりますが、「このような取り違えがどうして可能だったのか、さらに言えば、スマートフォンのTesla Appを使ってなぜ他人の車のロックを解除できたのかがわかりません」とコメント。
「私たちは二人とも笑っていて、私は警察にも電話しました。警察は、私の供述はあるものの、何も起きていないので事件にカウントすることはできないが、もし何か起きたら知らせてくれれば捜査すると言っていましたよ」とも語っています。
ラジェッシュ・ランデブさんはテスラにも連絡を取っており、しかし現時点ではなんら返答がないため、今回の一件の原因については全くナゾのまま。
一部では(ラジェッシュ・ランデブさんが乗って行った)テスラ・モデル3が無施錠かつバレーモードになっていたのではないかと推測されていますが、実際にそういった事実はなかったといい、まさに「どうしてこうなった」という出来事でもありますね。※通常、同じ車種でも他人のクルマに乗れば、シートやミラーの位置、インフォテイメントシステムの設定の相違などに違和感を感じそうではあるが、家族と共有していたりすると、そういった相違に注意を払わないのかも
間違って他人のテスラ・モデル3に乗って行ってしまった一件を報じる動画はこちら
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参照:Global News