BMWが5月に「レトロな2シーターのオマージュモデル」を発表するらしい！市販されるかどうかは別として、ひとつのBMWの考え方を示すことになりそう

｜　BMWは不定期的に過去の資産を現代風に再解釈する「オマージュ」、そして未来の方向性を示す「ヴィジョン」コンセプトを発表　｜

基本的にこれらが市販化されることはないが、中には例外も存在する

さて、BMWが「2シーターで、レトロなオマージュモデルを発表する」と予告。

BMWはコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ最大のサポーターの1つであり、このイベントを利用して今までに3.0 CSLオマージュや328オマージュなどの新しいコンセプトカーを発表していますが、おそらくこの「2シーターで、レトロなオマージュモデル」は（これまでの例を見るに）今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで発表されることになるものと思われます。

ただ、現時点では「どの2シーター」のオマージュとなるのかについては明かされておらず、いずれは開始されるであろうティーザーキャンペーンを待つしかなさそうではありますね。

さらには「特別なMカー」の展示も

なお、BMWはこの新しいオマージュ・コンセプトの他、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにて特別なMカーを展示すると述べており、こちらもどんなクルマとなるのかはわからないものの、一部では7シリーズの新しいオールエレクトリック版”M Performanceモデル "が、専用のツートンカラーとともに展示されると推測されており、こちらにも期待がかかります。

そのほか、同じBMWグループに属するロールス・ロイスからはスペクター、MINIからはクーパーSEコンバーチブル、BMWモトラッドからはエレクトリックスクーターが展示され、加えてBMWブランドからは1973年に誕生した先代モデルとともに、新しい3.0 CSLを展示する予定だと報じられています。

このコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステは5月19日に開幕し、21日まで開催されますが、この期間中には様々なイベントが開催され、その中でも目玉は「今年で100周年を迎える」ル・マン24時間レースに関するコンテンツだといい、こちらもなかなかに見応えのあるものとなりそうですね。

BMWはこれまでに様々なオマージュシリーズを発表してきた

なお、BMWはこれまでにもいくつかのオマージュシリーズを発表しており、まずは「M1オマージュ・コンセプト」。

これはいうまでもなく「初のMカー」、M1へのトリビュートですね。

そして2018年には「328オマージュ」。

1936年から1940年にかけ製造された「BMW 328」の復刻とも言えるモデルです。

3.0CSLオマージュは後にレーシングバージョンも公開され、2022年には「3.0CSL」として限定販売されています。

2026年には「2002オマージュ」も発表済み。

一方、BMWはこういった過去にモチーフを求める「オマージュ」とは異なり、未来を示す「ヴィジョン」シリーズも不定期に公開していて、常に様々な可能性を検討しているであろうこともわかりますね。

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