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え?エアジョーダン XIIIが5億3000万円?ボールボーイが1998年のNBAファイナルにてマイケル・ジョーダンからもらったスニーカーを出品したらとんでもないことに

2023/04/09

え?エアジョーダン XIIIが5億3000万円?ボールボーイが1998年のNBAファイナルにてマイケル・ジョーダンからもらったスニーカーを出品したらとんでもないことに

| マイケル・ジョーダンの偉大さはどこまでも絶大である |

マイケル・ジョーダンが最後のシーズンにて着用し、そして現在入手可能な「唯一の一足」

さて、マイケル・ジョーダンが「ラストダンス」シーズンである1998年のNBAファイナルにて着用したのがエアジョーダン XIII。

そしてこのバスケットボールシューズが「最高で400万ドル(現在の為替レートで約5億3000万円)で落札されるというエスティメイト」とともに出品されて世界を驚かせることに。

このシューズは1998年6月5日、マイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズとユタ・ジャズとの対戦(ゲーム後半)にて着用したもので、”「Bred」エア ジョーダン XIII”として知られていますが、同ゲームにて37ポイントを記録することで6度目のNBAチャンピオンシップと6度目のファイナルMVP受賞への道を切り開いた伝説のバスケットボールシューズとしても有名なのだそう。※マイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズで過ごした最後のシーズン(1997-1998年)が「ラスト・ダンス」

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この「Bred」エア ジョーダン XIIIはボールボーイへのプレゼント

そしてこのエア ジョーダン XIIIは驚くべきことに当時のボールボーイがマイケル・ジョーダンから直接プレゼントとして受け取ったもので、試合前日の練習直後にビジターロッカールームを担当したボールボーイが(マイケル・ジョーダンが)失くしたジャケットを見つけ、マイケル・ジョーダンに手渡した後に「翌日の試合で履いたスニーカーを欲しい」とお願いしたところ、マイケル・ジョーダンはその御礼として、この第2戦終了後のロッカールームにてスニーカーを脱ぎ、そこで1足ずつサインをしてボールボーイに手渡したのだそう。

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スニーカーのトゥ部分には、シルバーのペンにて明確にマイケル・ジョーダンのサインが入っており、コンディションも申し分なく、当然ながら大事に保管されていたことを伺わせます。

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この出品物は、マイケル・ジョーダンがNBAファイナルで着用したスニーカーの中で、NBAの公式鑑定機関であるThe MeiGray Groupによってフォトマッチと鑑定が行われた「唯一の」完全なペアだといい、その希少性がこの(超)高額エスティメイトに結びついたのでしょうね。

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なお、「ブレッド(Bred)」とは「黒と赤」つまりブラック・アンド・レッド(Black And Red)の略であり、ジョーダン・ブランドの設立当初(エアシップとエア・ジョーダンI)からシカゴ・ブルズでのキャリア終盤のエア・ジョーダンXIIIとXIVに至るまで、ブルズとマイケル・ジョーダンを象徴するカラーとして認知されていますが、マイケル・ジョーダンが最初にNBAにて履いた「ブレッド」はNBAのユニフォーム規定に違反しているとして禁止され、しかしマイケル・ジョーダンは1試合あたり5,000ドルの罰金を払ってでもこのブレッドを履き続けたわけですね。

そしてナイキはこのチャンスを生かしてエアジョーダンのブランド性をさらに高めるためのキャンペーンを行い、このブレッドを「システムに対する反抗の象徴」として売出し、「幸いにも、NBAはあなたが履くことを止めることはできません」というコピーを使用したことも。※ナイキはときにスニーカーの価値を上げるために過激な行動を行うことがあり、コービー・ブライアントの死亡直後に取った行動も問題視されている

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そしてこのエア・ジョーダンXIIIは、マイケル・ジョーダンが(ブルズで)現役だった間に発売された最後のスニーカーであり、1998年5月、ブルズのポストシーズン真っ只中に発売されたことでその人気がピークに達し、さらに神格化されているシリーズとしても知られます。

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エア ジョーダン XIIIはこんなスニーカー(バスケットボールシューズ)

このエア ジョーダン XIIIについて、ナイキは当時「豹の捕食性にインスピレーションを受けてエアジョーダンXIIIを作りました。このシューズは、型破りなホログラムの目と、豹の肉球を模したアウトソールが特徴です。このモデルに採用されたイノベーションは、プレイヤーに "猫のような敏捷性 "を与えることを意図しています」と解説しています。※マイケル・ジョーダンの敏捷性はしばしば豹に例えられた

なお、1998年にはこのエアジョーダンXIIIが象徴的に扱われる映画「ラストゲーム(原題:He Got Game、スパイク・リー監督)」が製作されていて、この映画ではデンゼル・ワシントンが「刑期短縮と引き換えに、自分の息子に所長の母校でプレーするよう説得する使命を帯びている受刑者」を演じており、映画の中でデンゼル・ワシントン演じるジェイクがスニーカーを買いに行き、ここで登場するのがエアジョーダンXIII。

よってエアジョーダンXIIIの白のモデルは、「He Got Game」というニックネームで呼ばれることがあるようですね。

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ちなみにですが、4月7日にはマット・デイモン 製作、ベン・アフレック×監督・製作というナイキとマイケル・ジョーダンとの契約、そしてエアジョーダン誕生のいきさつを描いた(実話に基づく)映画「AIR/エア」が公開されており、こちらは一度、見に行ってみたいと思います。

なお、ナイキのビジネスモデルは非常にユニークなものが多く、それらは書籍シュードッグ(SHOE DOG、アマゾンだと1円で中古を購入できる)にも記されており、スニーカーファンの方にはオススメです(ワッフルソールやエアソール誕生について仔細に語られている)。

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参照:RM Sotherby's

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