| さすがはルイ・ヴィトン、ここまで大規模なイベントを開催できるとは |
展示される製品は数千万円どころか「億」ばかり
さて、京都は萬福寺にて解されたルイ・ヴィトンの「ハイウォッチ・メイキング&ハイジュエリー コレクション」へ。
これは文字通り(超)高級な腕時計そしてジュエリーを一堂に集めたイベントで、ここでデビューする新作や限定モデルなどを中心とした内容となっています。
なお、会場は萬福寺を完全に貸し切っており、宿泊先は5つ星のラグジュアリーホテル「THE MITSUI」、そしてディナーと朝食が付き、さらにホテルと会場との間には専用のハイヤーによる送迎がつくのですが、宿泊や食事までルイ・ヴィトンが負担するという(とんでもなく)太っ腹な内容となっています。
会場となる京都 萬福寺はこんな感じ
この萬福寺は1661年に開創されており、中国様式の建築、そして多くの重要文化財を保有しています。
以前に京都・智積院で開催されたエキゾチックレザーイベントでもそうでしたが、会期中はこの重要文化財が「ルイ・ヴィトン仕様」へと変更され、法堂の前はこんな感じで「苔によるモノグラム」が再現。※ルイ・ヴィトンのモノグラムは手裏剣をイメージしているということもあり、けっこうマッチしている
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この参道にある石條はひし形の石を敷き詰めたもので、これは龍の背中にある鱗をイメージしたもの。
それにしても、「よくこういったアレンジの許可が取れたな」といった感じですね。
ちなみに暗くなるとこう。
かなり幻想的な雰囲気です。
ルイ・ヴィトンの「ハイウォッチ・メイキング&ハイジュエリー コレクション」会場はこんな感じ
そしてルイ・ヴィトンの「ハイウォッチ・メイキング&ハイジュエリー コレクション」の会場そのものはいくつかに分かれており、まずこちらは「ラウンジ」。
ここでは抹茶や・・・。
お茶菓子をいただけます。
日本風にペイントされたトランクの展示や・・・。
特別仕様のチェストや香水瓶なども。
そしてメイン会場ではさまざまな腕時計や宝石たちが出迎えてくれることになりますが、中には「12億円の指輪」や、昨年初登場となって話題となった「オートマタ」腕時計も(これは中国の四川オペラをイメージしたモデル)。
完全招待制であり、来場者は1日あたり20組ほどのみに限定され、アテンドがついて製品の詳細を説明してくれるというありがない内容となっていますが、雰囲気としてはルイ・ヴィトンの持つ技術などを示す場という意味合いが強く、積極的に購入を促すわけではないようですね(おいそれと購入できる額ではない、ということもある)。
こちらはエナメル工芸家アニタ・ポルシェとのコラボモデル。
アニタ・ポルシェは世界トップとされるエナメル職人の一人であり、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ヴァシュロン コンスタンタンといった雲上ブランドとの仕事で知られます。
その精緻な作品作り故に大量生産がきかず、よって作られた作品はいずれも高い価値を誇っており、今回発表されたこのモデルも同様かもしれません(1800万円)。
なお、エナメルは技術者の少なさ、そして使用できる塗料の減少等に起因して今後生産量がますます減るものと思われ、その意味でも今後注目が集まる可能性がありそうですね。
そのほか、とんでもない価格の宝飾品が大量に展示されており、いずれも別途用意されたスペースにて試着が可能です。
こちらは商談用の個室。
ぼくはいくつか腕時計を試着させていただきましたが、やはり「見ているのと身につけるのとでは」大きく印象が異なり、「やはり腕時計は実際に腕に巻いてみないとな」という感じ。
試着用に持ってきてもらった腕時計の金額を合計すると数億円となりますが、正直「12億円の指輪」などを見た後では完全に感覚が麻痺しており、けっこう普通に見えてしまうのが不思議です。
なお、会場にはルイ・ヴィトン・ジャパンの社長、そしてウォッチメイキングアトリエ、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を率いるミッシェル・ナバス氏も来日。
ミッシェル・ナバス氏はジェラルド・ジェンタ、オーデマ・ピゲ等を経てルイ・ヴィトンへとやってきた伝説の時計職人ですが、つい先日、同氏のもとでジェラルド・ジェンタブランドが復活することもアナウンスされたばかり。
同氏とは比較的ゆっくりと話すことができ(ちょっとだけではあるものの、久しぶりにフランス語を話したわ・・・)、またとない体験になったと思います。
ちなみに同氏はぼくのカメラ(ライカQ)を見て「いいカメラ持ってるね」と言ってくれたのですが、やはりライカはどこに行っても注目されることが多いようですね(ぼくの持ち物の中ではいちばん他の人の注意をひくようだ)。
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ルイ・ヴィトンはこんな宿泊先を用意してくれた
そこでこちらはルイ・ヴィトンが用意してくれた宿泊先「THE MITSUI」。
ここは三井創業者の邸宅敷地を活用して建てた超高級ホテルであり(また別途詳細をアップしようと思う)、ルイ・ヴィトンが取ってくれた部屋からはその中庭を望むことが可能です。
部屋はこんな感じで・・・。
ルイ・ヴィトンからのプレゼントも。
こちらがイベントの招待状。
ひとまずチェックインを済ませ、着替えてから会場へと向かうわけですね。
ちなみにぼくはいつも「ジャージに野球帽」という出で立ちですが、担当さんからはやんわりと「ドレスコードがあるので・・・」という連絡をいただき、当日は”比較的ちゃんとした”服に着替えての参加です。
その他の画像はFacebookのアルバム「ハイウォッチ・メイキング&ハイジュエリー コレクション / Louis Vuitto High Watch and Jewelry」へと保存しています。