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マツダ新型ロードスター(NE)は「純ガソリン」最後のモデルに?NE型は新開発2.5Lエンジン投入、「グラム作戦」によって驚異の1トン切りか

マツダ・ロードスターのホイール
Life in the FAST LANE.

| NEロードスターには「ガソリン時代最終章」としての記念碑的なモデルとなることを期待したい |

少なくとも次世代ロードスターまでは「純ガソリン」エンジンがキープされることに

世界中で「手の届く軽量オープンカー」として愛され続けているマツダ・ロードスター。

現行の4世代目「ND型」が誕生から10年を超え、世界中のファンが次期5世代目(通称:NE型)の動向に熱い視線を注いでいる、という状況です。

そんな中、エンスージアストにとって嬉しくも少し切ないニュースが報じられており、その内容とはマツダの幹部が「次期ロードスターが、ガソリンエンジンを積む最後のモデルになるかもしれない」と言及したというものです。

電動化(EVシフト)の荒波が押し寄せる現代において、マツダはいかにして「軽量・アナログ・手の届く価格」というロードスターの聖域を守り抜くのか。現在判明している最新スペックと登場時期のタイムラインについて考えてみましょう。

この記事の要約

  • 純ガソリン最後のロードスターか: マツダ幹部が、5世代目となる次期「ロードスター(NE)が、内燃機関(ガソリンエンジン)を搭載する最後のモデルになる可能性を示唆
  • 新開発「SKYACTIV-Z」2.5Lエンジンを搭載へ: 次期NE型には、次世代の4気筒エンジン「SKYACTIV-Z」ファミリーの2.5L自然吸気エンジンが採用され、6速MTと組み合わされる見込み
  • 驚異の「1トン未満(1,000kg切り)」を死守: 厳格化する安全基準や環境規制に対応しつつも、マツダ伝統の「グラム作戦」により、車両重量1,000kg未満のキープを目標に掲げている
  • 発売は「2028年以降」が濃厚: ベースとなるSKYACTIV-Zエンジンが2027年後半の次期CX-5(ハイブリッド)で初搭載されるため、新型ロードスターの登場は早くても2028年以降になる
マツダ・ロードスターのリア(エンブレム)
Life in the FAST LANE.

時代の波には抗えないが、最後まで「ロードスターらしさ」を失わない

次世代ロードスターの動向について口を開いたのは、マツダ・オーストラリアのCEOを務めるヴァイネシュ・ビンディ氏。

同氏が今年初めにオーストラリアを訪れた本社のグローバル幹部から聞いた証言として、海外自動車メディア「Car Expert」などが次のように報じています。

「本社の幹部は『たしかに次期型は存在する。ただし、いつになるかはコメントできない』と語った。そして同時に、それがおそらく最後のICE(内燃機関)バージョンになるだろうとほのめかしたのだ」

現行のND型は誕生から10年が経過していますが、そのアナログで無駄を削ぎ落とした「原点回帰」のコンセプトにより、今なお市場で独自の輝きを放っています。

しかし、ユーロ7をはじめとする世界規模での排ガス規制・CO2排出量削減の要求は年々厳しさを増しており、いかにロードスターといえども、純粋なガソリン車として生き残れるのはこの「次期NE型」がタイムリミットになるというのがマツダのリアルな見立てなのかもしれません。※ただ、少し前にはNE型はハイブリッド化されるという話もあった

マツダ・ロードスターのテールランプ
Life in the FAST LANE
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マツダ ロードスター:市場でのポジショニング

次期5世代目(NE型)ロードスターは、環境対応を理由に牙を抜かれるどころか、さらにエネルギッシュな走りを手に入れる可能性が高まっており、マツダの社内ソースから漏れ伝わる最大のトピックは「心臓部に新開発の2.5L直列4気筒自然吸気エンジン”SKYACTIV-Z(スカイアクティブ・ゼット)」を採用するという計画”。

現行の2.0L(海外仕様)や1.5L(日本仕様)から排気量を拡大し、全域でゆとりあるトルクフルな走りを実現しつつ、ロードスターの絶対条件である「FR(後輪駆動)」と「6速マニュアルトランスミッション」の組み合わせが死守されることとなるもよう。

マツダ・ロードスター 現行型と次期NE型のスペック比較・予測

現在予測されている次期NE型の主要スペックを、現行ND型(日本仕様・2.0Lモデルベース)と比較する形で表にまとめてみると以下の通り。

項目現行モデル(ND型・2.0L仕様参考)次期モデル(NE型・2028年以降予測)
型式コードND(現行型)NE(次期型)
エンジンタイプ2.0L 直列4気筒「SKYACTIV-G」2.5L 直列4気筒「SKYACTIV-Z」
吸気方式自然吸気(NA)自然吸気(NA)
トランスミッション6速MT / 6速AT6速MT / 改良型AT
駆動方式FR(後輪駆動)FR(後輪駆動)
車両重量約1,010kg〜1,060kg(国内2.0L仕様)1,000kg未満(目標値:2,204ポンド以下)
電動化技術なし(純ガソリン車)48Vマイルドハイブリッド搭載の可能性あり
市場デビュー2015年〜(現行販売中)2028年以降(最短で2027年末発表か)

注目ポイント①:「重くなるハイブリッド」への挑戦と1トン切り

自動車業界における電動化や、義務化される先進安全装備(ADAS)の追加は、車両重量の大幅な増加(肥大化)を招くのが常識です。ハイブリッド化のためのバッテリーやエレクトリックモーターを積めば、それだけで数十キロ〜100キロ以上のウエイト増に。

しかし、マツダのグローバル販売・マーケティング担当責任者である大塚学氏は海外メディアに対し、次期型でも「1トン(1,000kg)未満の車重を維持する」と明言することに。

マツダ・ロードスターのインテリア(レッド)
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ボルト1本、ガラス1枚の重さをグラム単位で削ぎ落とすマツダ伝統の「グラム作戦」を再び発動し、現行型と同等か、仕様によってはそれ以上に軽いライトウェイトスポーツの実現を目指している、と述べています。

現段階では純粋なガソリン車としてのデビューが有力視されていますが、将来的なユーロ規制を見据え、重量増を最小限に抑えた48Vマイルドハイブリッドなどの電化アシストが組み込まれる余地も残されていて、しかしそれでも「1トン切り」、かつ「2.5リッターエンジン+MT」となれば相当に刺激的なクルマとなることは間違いなく、いやがおうでも期待が高まろうというものですね。

マツダ・ロードスターのリア(エンブレム)
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注目ポイント②:発売時期はなぜ「2028年」以降なのか?

ファンが最も気になるデビュー時期ですが、結論から言えば「2028年以降」が現実的なラインとなります。

その理由は、搭載予定の「SKYACTIV-Z」エンジンがはじめて市販車に搭載されて最初に世に出るのが2027年後半に予定されている「次期CX-5(ハイブリッドモデル)」だから。

マツダの看板SUVに初搭載された後、スポーツカーであるロードスター向けに縦置き・FR用に最適化されてチューニングされる可能性を考えるならば、どうしてもタイムラグが発生し、そのため「早くても」NE型ロードスターの登場は2028年となるのでは、という見方が強いようですね(もちろん、ハイブリッド版のCX-5と並行して開発される可能性もある)。

新型マツダCX-5(グレー)のエクステリア〜テールランプ
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なお、過去の歴史を振り返っても、3代目(NC型)や4代目(ND型)は約10年のロングライフサイクルを全うしていて、仮に2028年にNE型が登場すれば、2030年代の終わり(2038年頃)まで、ぼくらは「ガソリンの匂いがするロードスター」を新車で購入し、そして楽しむことができる計算になり、これは大きは「朗報」といっていいのかもしれません。

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結論

自動車の「100%電動化」が叫ばれ、多くの手頃なスポーツカーが姿を消してゆく中、マツダがロードスター伝統のレシピ(軽量、自然吸気、MT、FR)を5世代目にも引き継ごうとしている姿勢は、世界中の自動車ファンに対する大いなる賛歌ともいえるもの。

次期NE型ロードスターは、マツダが誇る内燃機関テクノロジーの集大成であり、「最後の純ガソリン・ロードスター」として歴史に名を残す名車になることは間違いなく、もちろん、2035年以降に欧州などで実施される「CO2排出量90%削減(2021年比)」といった極端な環境規制をどうクリアしていくかなど、マツダのような中規模メーカーが抱えるパズルは未だ複雑で、しかし電気自動車(EV)のバッテリー技術が「ロードスターの軽さ」を邪魔しないレベルに進化するまでの今後10〜15年間、マツダはぼくらに最高のガソリンエンジン・プレイグラウンドを残してくれるということに(さすがに2038年頃に登場するであろうNF型ロードスターの時代では、ピュアエレクトリックでも「軽くて楽しい」クルマを作ることができるようになっているだろう)。

「いつかはロードスターに乗りたい」と考えているなら、これから登場するNE型、あるいは熟成を極めた現行のND型は間違いなく「いま手に入れておくべき、人生を豊かにする1台」となることは確実で、ぼくも「ちょっと真剣に検討しないとな」と考えているところです。

マツダ・ロードスターのインテリア(レッド)
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参照:Motor1, Car Expert

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