| ただし再び走ることができるようにするためには多額の費用がかかりそう |
いずれも米国から中国に出荷され、中国で通関できず止まっていたようだ
さて、テスラが(2008年に)最初に発売した市販車「テスラ・ロードスター」がまったく手つかずの状態にてコンテナの中から(3台も)発見されたとして大きな話題に。
これらはいずれも未走行の新車であり2010年に製造されたものだと報じられています。
ボディカラーはラディアント・レッド(1台)、ベリー・オレンジ(2台)で、ラディアント・レッドの個体のみが「ハイパフォーマンスバージョン」なのだそう。
中国へと出荷されるが、そのままの状態で港で保管されることに
これら3台のテスラ・ロードスターについて、中国の顧客が購入したもので、3台の米国仕様のテスラ・ロードスターを中国へと輸入しようとしたものの、なんらかの事情によって港に足止めされてしまい、この13年間ずっと保管料が請求されつづけてきたもの。
この保管料を払うべきは輸送を請け負った業者なのか、それとも注文したオーナーなのかは不明ではありますが、いずれにせよ今回米国へと返送される可能性が高いと報じられています。
テスラの修理センター、グルーバー・モーター・カンパニーによると、それぞれのテスラ・ロードスターのトランク内には未開封の箱が収められ、その中にはおそらく新しい充電ケーブルと、ハードトップとそのケースを収納する大きめのアウターケースががあるだろうと説明されているものの、現時点での状態は(まだ車両が中国にあるので)謎のまま。
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搭載される53kWhのリチウムイオンイオンバッテリーは完全に放電しているはずなので、これがどのような状態にあるのかも把握できず、もちろんこれらのバッテリーパックの保証はとっくに切れているので、ここに高額な修理費用がかかってくるのは間違いなさそう。
これらテスラ・ロードスターは販売に供される予定だというが
なお、これら3台のテスラ・ロードスターは期日までになんらかのアクションがない場合には米国に返送されることとなっており、現段階ではその確率が非常に高いと言われます。
すでに数件のオファーがあるそうですが、これが広く知られるようになるとさらなる購入希望者が登場するであろうことは想像に難くなく、すぐにこれら3台の新しい所有者が決まることになるのだと思われます。
なお、当時の価格は3台をあわせると15万ドルにのぼるといい、しかし販売方法や価格については現時点では公開されていないまま。
ただ、このテスラ・ロードスターは「世界ではじめてのピュアエレクトリックロードスター」であり、その価値は非常に高いと認識されているので、オークションへと出品すれば「驚くような」価格にて落札されることになるのかもしれません(過去には1億円オーバーで落札されたこともある)。
参考までに、このテスラ・ロードスターはロータスの車体やコンポーネントを使用しており、0-100km/h加速は3.7秒という性能を誇ります。
生産1号車はイーロン・マスクCEOへと納車されていますが、こちらは火星行きの(スペースX社の)ロケットに搭載され、宇宙の彼方へと旅立っていますね。
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参照:CARBUZZ