| その各部を見るに、今すぐにでも発売できそうな外観や装備を持っている |
おそらく現代の社会において、非常に需要が高いたぐいのクルマだと思われる
さて、トヨタ車体がジャパンモビリティショーへの出展内容を発表。
トヨタ車体はトヨタの完全子会社(TYと呼ばれる)で、ノア、ヴォクシー、アルファード、ランドクルーザー、ハイエースといった「箱」っぽいクルマの製造、ハイブリッド車の企画や開発ならびに生産、福祉車両や特別架装車の製造を行っています。
ただ、今回の出展概要についてはトヨタ車体が直接発表したもので、トヨタから発行されたプレスリリースではなく、お互いの自立性が確保されているということなのかもしれません。※よってトヨタ本体とは別ブースを構えることになるようだ
なお、今回のトヨタ車体のコンセプトは“すべての「はこぶ」をミライへ”
グローバル ハイエース BEV コンセプトはこんなクルマ
そしてまずこちらは「グローバル ハイエース BEV コンセプト」。
現在プリウスやクラウンが採用する「ハンマーヘッドシャーク顔」を持っており、未来的な雰囲気を漂わせる次世代バンという位置づけですが、静粛性や乗降性、取り回しにも配慮したうえ、EVならではフラットフロアを生かした積載性を実現した「まさに未来のモビリティ」だと紹介されています。
クロスバン ギア コンセプトはこんなクルマ
そして今回のトヨタ車体における「目玉」がこのクロスバン ギア コンセプト。
ミニバンの積載性とSUVのアクティブさを併せ持つ、まさに「ギア(道具)」っぽいルックスと正確を持つクルマで、パワートレーンには言及されていないものの、おそらくEVだと思われ、やはりフラットフロア、人い開口部、多彩なシートアレンジによって様々な使い方ができるように配慮されています。
ボツになってしまったTjクルーザーをより「バンに近く」したようなクルマですね。
全長4,695ミリ、全幅1,820ミリ、全高1,885ミリというサイズを持ち、現代ではまだコンパクトな部類に属するかと思いますが、ドアミラーや各部を見るに「すぐに市販できそうな」仕様をもっており、ぜひとも市販して欲しい一台です。
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ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプトはこんなクルマ
そしてこちらは数々のおもてなし機能を備えた「最上級」ミニバンとして企画されたヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト。
そのオーナーが後ろに乗ることだけを想定しており、専用のリアシート、冷蔵庫、(ビジネスエリートの)執務に適したテーブル等を備え、もちろん快適性や開放感を追求することで「くつろぎの空間」としても機能します。
トヨタ車体は初代ハイエースも展示
そしてある意味での「別の目玉」がこの初代ハイエースのレストア車。
ハイエースってこんなだったんだ・・と思わせるクルマですが、登場は1967年で、当時「モノを運ぶ」というとトラックが常識であった時代のなか、貨物車に乗用車としての機能をもたせた「人間本位」の商用車であったと紹介されています。
全長4,305ミリ、全幅1,690ミリ、全高1,890ミリというサイズを持ち、現代の水準からすると5ナンバーにおさまるコンパクトサイズながらも「9人乗り」というキャパシティを持ち、当時はけっこう大きなクルマだったのかもしれませんね。
参照:Toyota-Body