| このヴェイロン グランスポーツ ウェイロンが競売に登場するのは非常に珍しいことである |
中国のブガッティコレクターはこれを見逃すことはできないだろう
さて、ブガッティが2012年に発表したワンオフモデル、「ヴェイロン グランスポーツ ウェイロン(Wei Long)」がオークションに登場。
これは当時ブガッティが「辰年」を祝って製作したもので、158万ユーロ(約2億5500万円)にて販売されています。
生産台数について公表されていないので存在する個体数は不明ではありますが(おそらくは1台だとされる)、今回出品されているのはグランスポーツシリーズ58台のうちの「50番目」のシリアルナンバーを持つものだとされ、走行距離はわずか8,428km。
現在の価格は(オークション終了まで7日を残して)90万ユーロにまで上昇しており、近年のヴェイロンの相場を見るに、最終的には新車価格を超えるものと思われます。
ヴェイロン グランスポーツ ウェイロンはこんな仕様を持っている
そこでこのヴェイロン グランスポーツ ウェイロンを見てみると、ボディカラーはポーセリンホワイト、インテリアはレッド(カーマイン)。
随所には龍が再現されており、オイルフィラーキャップやフューエルフィラーキャップ、ホイールセンターキャップ、リアバルクヘッドには龍をモチーフにした陶磁器製のインサートが用いられ・・・。
ヘッドレストにも「龍」。
ホイールにもレッドが用いられ(ダイヤモンドカットとポリッシュ仕上げ)、全体的にクリーンな印象が感じられますね。
現在このヴェイロン グランスポーツ ウェイロンはモナコのコレクターが保管しているといい、直近では昨年11月にブガッティ・スイスによるメンテンスが施され、画像においても非常に優れたコンディションを持つように見受けられます。
内外装にはブラッシュド仕上げのアルミニウム(フィニッシュの特性上、マットに見える)が随所に用いられ、これによっていっそうの高級感が演出されているように思います。
エンジンヘッドカバーにもブラッシュド・アルミニウムが採用され、搭載されるエンジンはもちろん8リッター・クワッドターボW16。
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参照 / Photo:Collecting Cars