| 日産チェリーは同社初のFFコンパクトカーであり、モータースポーツにおいても多くの功績を残している |
日産は多くの「復活させるべき」資産を持っている
さて、ユーチューバー@Chinadolls氏が「日産チェリー」の現代版、「チェリー X-2 R」のレンダリングそして動画を作成し公開。
この日産チェリーは1970年に発売された「日産初のFF」で、その後フルモデルチェンジを経て1978年まで製造が行われています。
ボディ形状は独特なセミファストバック、そしてサイドウインドウの(Jカーブを描いた)グラフィックが非常に特徴的で、当時のアメリカ車にも見られたデザインでもありますね(AMCで似たようなクルマがあったと思う)。
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新型日産チェリー X-2はこんなクルマ
そこで今回公開された「日産チェリーX-2」を見てみると、こちらは1973年に発売されたクーペ1200X-1 R(なんとオーバーフェンダー付きである)の後継モデルとして考えられたもので・・・。
よってネーミングが「X-2 R」となっているわけですが、初代チェリークーペ1200X-1 Rの雰囲気をよく捉えているように思います。
連続したヘッドライトとグリル、Cピラーの処理などは「まんまチェリーX-1 R」。
そしてこちらはチェリー・クーペ1200X-1 Rのリア。
かなり個性的ということになりますが、1970年代にこういったデザイン、そしてオーバーフェンダーを持つクルマが存在したというのはちょっと驚きですね。
こちらはチェリーX-2 R。
リアハッチなどに独自のアレンジが加えられ、しかし全体的にはうまく雰囲気を捉えているもよう。
当時日産チェリーのプロモーションは大々的に行われた
なお、当時の日産はこのチェリーに大きな期待をかけており、TVコマーシャルのためにCMソング「ラブリーチェリー」を作詞作曲するなど非常に大きなコストがかけられています。
このチェリーX-2 Rのボディサイズは全長4,380ミリ、全幅1,845ミリ、全高1,265ミリを想定しており、さらにはフェアレディZをベースにしたバリエーションという設定(2シーター化を理由にフェアレディZの全高を50ミリ低くしている)。※チェリー・クーペ1200X-1 Rのボディサイズは全長3,610ミリ、全幅1,470ミリ、全高1,380ミリ
ホイールサイズは22インチ、そしてコンパクトなキャビンそしてダイナミックなスタンスがいい感じですね。
「新型」日産チェリー X-2 Rを紹介する動画はこちら
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参照:chinadolls