| ここ数ヶ月のスポーツカーの販売減少はあまりに急激である |
これには様々な要因が考えられるが、明確な理由はわからない
さて、北米におけるマツダ・ロードスターの販売が急落したとの報道。
ロードスターは2023年にその販売台数を大きく(45.4%)増加させたと報じられていますが、その反動なのか2024年第1四半期だと前年比で45.5%も販売が下落した、とのこと。
なお、このうちソフトトップ版ロードスターは66%減って457台の販売にとどまり、ロードスターRFだと23.5%減少し954台の販売だったというので、ソフトトップバージョンのほうが「より大きな落ち込みを」記録したということもわかります。
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北米にてマツダ・ロードスターの販売が急増、オープンモデルは前年比+78%に。一方でGR86は-7.7%、GRスープラに至っては-46.4%を記録しスポーツカーでは明暗が分かれる
| スポーツカーが好調だと言われる中、すべてのモデルの販売が伸びているわけではないようだ | 今評価されているスポーツカーには「アナログ」「シンプル」「レトロ」「タイムレス」といったキーワードが共通す ...
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全般的にスポーツカーは「不調」が続く
ちなみにですが、ロードスターだけではなくスポーツカー全般的に不調が続いており、つい先日トヨタが発表した内容だとスープラの販売も下がり続けて(44.1%下落して)484台となり、BMW Z4も不調、しかしフェアレディZは44.4%増加するも671台という数字なので「ずば抜けて売れている」というわけではないということがわかります。
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北米にてGRスープラの販売が下がり続け前年比44%減に。一方フェアレディZは44%増加して「はじめて」スープラの販売を超える。いったいなぜこうなってしまったのか
| とにかくGRスープラの「価格が高い」ということに尽きると思う | トヨタはBMWとの共同開発を行うべきではなかった さて、トヨタの北米法人が2024年第1四半期の販売状況について公開していますが、 ...
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反面、これらスポーツカーはコロナ禍真っ只中の頃には「比較的」販売が好調だと報じられていて、日本でも「ルーレット族」が話題となったように世界各地でスポーツカーによるスピード違反、そして事故が報じられたのは記憶に新しいところ。
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ルーレット族逮捕にチューニングショップ「ポロで走るとか勘弁して」「せめて600馬力のGT-Rでないと」→金持ちでないと走ってはいけないのか・・・。
| いつの世も自動車業界はスペック重視主義らしい | さて、先日「ルーレット族」の一人が逮捕されて大きな話題を呼んでいますが、それについてWEBオプションが”「首都高ルーレット族に物申す!」チューニン ...
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これはコロナウイルス蔓延期間中に実施されたロックダウンや”自粛”によるストレスから来る行動だと考えられており、しかしコロナ禍が過ぎ去った今、そういった需要も落ち着き、「パンデミック前」の水準へと戻っただけなのかもしれませんし、あるいは、昨今報じられるインフレや金利高によって多くの人々の生活が圧迫され、そういった状況の中では「スポーツカーどころではない」といった風潮が広がっている可能性があるのかも。
なお、こういった販売状況の急激な増加、そして減少を見るに、一旦売れたスポーツカーが中古市場にドドっと溢れかえり、相場が下がったりするのではと期待していますが、BMW Z4の価格が安くなれば一回購入してみようか、とも考えています。
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