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これだから振興EVメーカーのクルマは怖いな・・・。フィスカー・オーシャンが「軽微な事故」によってドアヒンジを破損しただけなのにパーツが供給されず廃車へ

これだから振興EVメーカーのクルマは怖いな・・・。フィスカー・オーシャンが「軽微な事故」によってドアヒンジを破損しただけなのにパーツが供給されず廃車へ

| 正直、振興EVメーカーのクルマを購入することは「リスク」以外のなにものでもないと考えている |

同様に、サービス体制が整っていない中国車に手を出すのも得策とは言えないだろう

フィスカーのここ数カ月の業績は悪化の一途をたどっており、おそらくはこのまま(資金を確保できず、あるいはどこかが買収しなければ)会社をたたむ以外の道はないと見られていますが、これは消費者にとってもネガティブなニュースであり、というのも「フィスカーが倒産してしまえば、購入したクルマのメンテナンスに不安が出るから」。

そして今回、そういった懸念を予感させるであろう事例が報じられており、ここで簡単に触れてみたいと思います。

米フィスカーが資金繰りに窮し「倒産寸前」だと報じられる。中国では500社あったEVメーカーが現在100社へ、アメリカでも同様に新興EVメーカーが相次ぎ破綻の可能性
米フィスカーが資金繰りに窮し「倒産寸前」だと報じられる。中国では500社あったEVメーカーが現在100社へ、アメリカでも同様に新興EVメーカーが相次ぎ破綻の可能性

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フィスカー・オーシャンの「初期ロットならではの問題」も経験したが

今回報じられたニュースでは、ジョイ・ワーナーさんなるフィスカー・オーシャンのオーナーの一例を紹介しているのですが、ジョイ・ワーナーさんはフィスカー・オーシャンの早期購入者であり、そして「早期」モデルにありがちな様々なトラブルを経験したのだそう。

「ある日は問題なく走れるのに、次の日には新しい警告灯が点滅したり警告音が鳴ったりするのです。クルマに大金を払って、使うたびにイライラするのはとても不愉快です」と語りつつも、車両が問題なく走っていれば「それは素晴らしい」とも語っており、しかしある日ついに運命の転機が訪れることになるわけですね。

その転機とは「自身のオーシャンのドアにほとんど表面的な、小さな損傷を受けた」ことで、当初はこれがそんなに大きな問題になるとは考えていなかったといいます。

実際のところ損傷は比較的軽微で、しかし表面上の傷のほか、ヒンジの1つが壊れていたという問題が(保険金請求のための調査の段階で)判明したそうですが、この際の修理見積もりは「910ドル」。

「ほんの小さなパーツが手に入らない」ためにクルマを使用できなくなってしまう

ただ、そこから事態が大きく変わり、修理を開始した後に「部品が手に入らない」ことがすぐに明らかになったそうで、 伝えられるところによると、フィスカー側は修理に必要な何の援助も提供せず、ジョイ・ワーナーさんは「なすすべもない」状態に。

結果として、事故から1か月後、保険会社はジョイ・ワーナーさんにクルマを廃車にするしかないと通知して53,303ドルの小切手を渡すことになり、ここでジョイ・ワーナーさんの「フィスカー生活」の物語は幕を閉じてしまいます。

当然ながらジョイ・ワーナーさんはこの一件について本当に腹を立てており、フィスカー・オーシャンのFacebook グループに自分の苦悩を綴り、「この件で結果的に2万ドル以上を失った」とも。

さらには「(リビアン含め)二度とスタートアップ企業からクルマを購入することはないという心情を吐露していますが、現在のフィスカーの状況を鑑みるに、第二、第三のジョイ・ワーナーさんが出てきても不思議ではありません。

こういった例を見ると、もしフィスカーが倒産したら(そうなる可能性は低くない)販売済み車両がどうなるのかという懸念が残り、たとえば「車両にソフトウェアのバグが発生した場合」はアップデートもできずにクルマが文字通りの鉄くずとなってしまいます。

仮にこれがガソリン車であればなんとか修理を行う方法はあるかもしれませんが、高度な制御を行っているEVであれば修理工場は到底これに手を出すことはできず、ユーザーは泣き寝入りするしかないのかもしれません。

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参照:CARBUZZ

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