アウディが新型Q6スポーツバックE-Tronを発表。「ルーフのカーブは初代TTをイメージ」

Imag：Audi

｜　採用されるプラットフォームはポルシェ・マカンEVと同じ”PPE” ｜

現時点では新型Q6スポーツバックE-Tronの価格は未発表、しかしポルシェ・マカンEVよりは大幅に安くなる見込みである

すでにQ4スポーツバックE-TronとQ8スポーツバックE-Tronという2つのニッチモデルをラインアップに持つアウディが新型「Q6スポーツバックE-Tron」を発表。

すでに実施された新しい命名則の通り「偶数はBEV専用」となりますが、プラットフォームほかエレクトリックコンポーネントの多くはポルシェ・マカンとの共有だとされ、しかしボディ形状はその名の通り”クーペスタイル”。

なお（SUVボディの）Q6 E-Tronに比較するとルーフが4センチ近く低くなっており、洗練されたイメージが強調されていますが、前面投影面積が減少することで空気抵抗係数が0.28から0.26に低下している、とのこと。

新型アウディ Q6スポーツバックE-Tronはこんなクルマ

アウディはこのQ6スポーツバックE-Tronにつき「ルーフラインが初代TTクーペに似ている」とコメントしているものの、実際にはそこまでの類似性を見出せず、それは基本的なボディ形状が全く異なるからなのかもしれません。

一方ではA6 E-Tronなどに採用されるプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック・アーキテクチャの特徴でもある「スプリットヘッドライト」を採用しており、このデザインは（ポルシェ・マカンEV含め）現在のトレンドで、Q4スポーツバックE-Tronとの違いを明確にする最も簡単な方法だと言えそうです。

Q6スポーツバックE-Tronには複数のバリエーションが存在し、「シングルモーターの後輪駆動モデル」「デュアルモーターのクワトロモデル」、さらには2つのバッテリーサイズを利用でき、1つは75.8 kWh、もう1つは94.9 kWh。

なお、現時点での最上位モデルであるSQ6は「デュアルモーターとラージバッテリーのみ」の提供です。

パフォーマンスに関してだと、後輪駆動モデルのQ6スポーツバックE-Tronは248馬力 / 0-100km/h加速7秒、そしてその上のQ6スポーツバックE-Tronパフォーマンスだと302馬力 / 6.4秒、AWDモデルのQ6スポーツバックE-Tronは382馬力 / 5.9秒、そしてトップレンジのSQ6は483馬力を発生し0-100km/k加速はわずか4.3秒。

航続距離に関してだと後輪駆動のQ6スポーツバックE-Tronパフォーマンスが「最長」で（94.9kWhのバッテリーを選択した場合、1回の充電で最大656キロメートルの走行が可能です。※75.8kWhバッテリーだと545キロメートル

Q6スポーツバックE-TronシリーズはMEBプラットフォームを採用するシンプルなQ4 E-Tronスポーツバックとは異なって「高級な」乗り味を実現しており、アダプティブエアサスペンションを装備することで滑らかな乗り心地を実現するほか、800ボルトエレクトリックシステムによる優れた充電能力も保有しています。

インテリアだと（フロントシートの）ヘッドレストに4つのスピーカーを内蔵する合計20スピーカーのベング＆オルフセン製サウンドシステムが装着され、そのほかの多くは基本的にQ6 E-Tronから引き継がれることに。

ダッシュボードでは標準にてトリプルスクリーンセットアップが搭載され、これらは14.5インチのインフォテインメントディスプレイ、11.9インチのドライバーズディスプレイ、10.9インチのパッセンジャースクリーンが並びます。

A6 E-Tron同様に物理スイッチは最小限に収められ、さらにオプションだとヘッドアップディスプレイが用意されている、とのこと。

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参照：Audi