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| フェラーリは今年後半~来年にかけて新製品ラッシュを迎えるものと思われる |
フェラーリのニューモデル発表は「定期」ではなく「不定期」である
さて、フェラーリ・ローマのミッドライフ・フェイスリフト版と見られるプロトタイプが目撃。
全身フルカバー状態となっており細部を知ることは叶いませんが、「いくつかの外観上の変更、内装にはインフォテイメントシステムをはじめとする最新の装備」が与えられるというのがもっぱらのウワサです。※ローマの車体にはハイブリッド化のためのバッテリーを収めることができるスペースがないと言われるので、電動化はなされない可能性が大
なお、その名称についても定かではなく、「(ポルトフィーノMのように)ローマM」となる可能性が高いであろうと推測されています。
現在、フェラーリでは「売るクルマ」がない
フェラーリは(少し前から)「一定期間内にドバっと新製品を発表したのち、そこから1-2年はその新製品を作ることに集中し、その間はあまり新製品を出さない」という動きにシフトしており、現在はちょうど「新製品ラッシュと次の新製品発表との谷間」とも言える期間です。
フェラーリの公式サイトには(限定モデルを除くと)「296GTB」「296GTS」「SF90スパイダー」「ローマ」「ローマ スパイダー」「プロサングエ」「12チリンドリ」「12チリンドリ スパイダー」がレギュラーモデルとして掲載されていますが、現在これらのモデルの受注は終了あるいは停止されているものと思われ、よって現在フェラーリは「販売できる新車がない」状態。
そのためフェラーリは次のモデルを早急に投入し受注に繋げる必要があるわけですが、今回の「ローマM」は(カモフラージュの状況からして)市販スペックのボディを持つように思われるので、その発表は思ったよりも近い時期になされるのかもしれません。
なお、296GTB / 296GTSもフェイスリフトの時期に差し掛かっているものの、こちらはまず「ハードコアモデル」が発表され、その後にフェイスリフト版が登場するものと思われます(458系や488系、812系、SF90系のようなフェラーリのスポーツモデルでは、ライフサイクル終盤にハードコア版が登場するのが通例となっていて、しかしFFやGTC4ルッソ、ローマなどライフスタイル系にはそれがない)。※F8系はV8ミドシップフェラーリの最終バージョンというポジションにあり、ハードコアモデルが設定されなかった例外である
参考までに、フェラーリのV8エンジン搭載ライフスタイル系は「カリフォルニア」「ポルトフィーノ」「ローマ」と有名な観光地の名が(ここ最近で)与えられており、昨年あたりにフェラーリは「アマルフィ」なる、これまた観光地の商標を出願しているため、今回目撃されたローマのフェイスリフト版にこれが用いられるのではという話もあるようですね。
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