フェラーリが商標「アマルフィ」「アマルフィ・スパイダー」を出願。優雅な景勝地の名称でもあり、ローマとローマ・スパイダー後継モデルに与えられる可能性も

｜　フェラーリの命名法則はフリーダムであり、その予測が非常に難しい　｜

いずれにせよ、ここ1-2年で多くのモデルが入れ替えられることになるものと思われる

さて、フェラーリはここ最近多数の商標を出願していますが、今回「アマルフィ」「アマルフィ スパイダー」なる2つの商標を届け出たことが明らかに。

この「アマルフィ」はサレルノ湾に面したイタリアのカンパニア地方に存在するひとつの町 (ユネスコ世界遺産の 1 つ) で、 驚くべき自然、そしてそれに調和した建築で知られる景勝地です。

現在フェラーリは通常ラインアップとして「スポーツ」「ライフスタイル」という分類を持ち、前者は812系やSF90系、296GT系のスーパースポーツ、後者はローマ系やプロサングエといった「日常的に乗れるフェラーリ」。

そして後者には「カリフォルニア」「ポルトフィーノ」「ローマ」といった”豊かさや優雅さ”を表す地名が付与されることが多く、よって今回の「アマルフィ」については、その土地の特徴からしてローマ後継モデルに与えられる名称として登録されたのだとも考えられます。※ただ、「ミラノ」「モンテカルロ」といった商標も出願されている

フェラーリは今後多数のニューモデル発表を控えている

なお、フェラーリは今年「3モデル」を発表する予定だとされますが、もっとも有力なのは812スーパファスト/812GTS後継モデルで、これらについては「同時」に発表されるのか、それとも受注と生産を分散するために「分けて」発表するのかはちょっとナゾ。

今までの通例であれば「オープンモデルが1年～2年遅れくらいで」発表されることが多く、しかし最近のフェラーリは（同一モデルの）クーペとオープンを「ツインズ」と称しており、ひとまとめにする傾向も見られます（812コンペティツォーネ、SF90XXではクーペ/オープンが同時に発表されている）。

そのほか発表される可能性があるのは「ラフェラーリ後継ハイパーカー」「296GTB/296GTSのハードコアモデル」ですが、これらをすべてリリースすると「3台」を軽く超えてしまうので、今年は「812スーパーファスト（クーペ）後継」「ローマ（クーペ）の後継」「ラフェラーリ後継」を発表し、来年あたりに812GTS（オープン）後継モデル、296GTBのハードコアモデルが発表され、ローマ・スパイダーの後継モデル、296GTSのハードコアモデルはその次くらいに登場するのかもしれません。

フェラーリはほかにこんな商標を出願している

なお、上述の通りフェラーリは非常に多くの商標を出願しており、直近で出願され、まだ使用されていない名称は以下のとおり。

フェラーリの場合、その命名法則はランボルギーニやマクラーレン、ロータス、アストンマーティンやポルシェほど明確ではなく、その世代によって変更されることも多いため、どの名称がどのモデルに使用されるのかは「発表されるまでわからない」といったところですね（もちろん、届け出てはみたものの、実際には使用しないこともある）。

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参照：CARBUZZ