Image:Mattel
| これまでにホットウィールがフェラーリと名のつくモデルを発売したのは「26」 |
そしておそらく、今回の展開では「26」をゆうに超えるであろう
さて、米国玩具メーカー、マテル社が「フェラーリとのパートナーシップ契約に基づき、ホットウィールブランドからフェラーリのモデルカーを発売する」とアナウンス。
フェラーリはプーマやレイバンなど様々な企業とのライセンスビジネスを展開していることでもわかるとおり「IPビジネスには積極的」ではありますが、それぞれのジャンルにおけるパートナーの選定に関しては非常に厳しい目をもって臨んでおり、モデルカー分野においてもそれは同様。
よってハイエンドではアマルガムやルックスマート、普及価格帯だとトミカにブラーゴ、京商程度にしかライセンスを供与していないように見えますが、だからこそフェラーリとのパートナーシップ契約を締結することには(モデルカーメーカーにとって)大きな意義と価値があるのかもしれません。
フェラーリとホットウィールとの提携は10年ぶり
フェラーリとホットウィールとが手を取り合うのは実に10年ぶりの出来事で、今回新しくリリースされるシリーズには「クラシックカーから現代のクルマまで、そしてロードカーからレーシングカーまで」が含まれるというので、ミニカーコレクターには朗報であるとともに「これから忙しくなる」であろうことを予感させます。
なお、第一弾は2025年春にまずマテル・クリエーションズ(Mattel Creations)を通じての予約販売となり、しかし2025年を通じてどんどん新製品が発表されるというので、ここは「かなり期待を寄せていいところ」なのは間違いなさそう。
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参考までに、ホットウィールがはじまったのは1968年だそうですが、これまでにフェラーリの名が冠されたモデルが26種発売されているそうで、しかし今回は「限定」「RCモデル」「1:64スケールのダイキャストカー」など幅広いラインから跳ね馬モデルが発売されるといい、そう遠くない未来に「過去の26モデル」を超えるラインアップに成長する可能性もありそうです。
ホットウィールとビークル&ビルディングセットの責任者であるロベルト・スタニチ氏は今回の提携について次のように述べており、そのラインアップはすでに「完成」し、あとは発表を待つばかりといったところなのでしょうね。
「ホットウィールチームにとって、この象徴的なフェラーリモデルを次世代のクルマ好きに楽しんでもらえる形で提供することはまさに情熱的なプロジェクトそのものでした。同時に、コレクターにも特別感を与える製品を作り上げることができ、私たちのデザインチームがフェラーリの美しい車をどのように具現化したか、世界の反応が楽しみです。」
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参照:Mattel