
| フェラーリのカスタムは一般に敬遠されがちではあるが、「ノビテックならOK」という向きも少なくはない |
実際のところ、ノビテック製エキゾーストシステムの奏でるサウンドは「折り紙付き」である
さて、フェラーリは現在V12エンジン搭載モデルとして「12チリンドリ」「プロサングエ」をラインアップをラインアップしていますが、いますが、今回はドイツのチューナー、ノビテックが12チリンドリを対象とし「そのポテンシャルを最大限に引き出すための」エキゾーストシステムを発表することに。
なお、現代のクルマは厳しい排ガス規制や騒音規制によってそのパワーや音量が著しく制限される傾向にあり、しかしノビテックはそういった「制限」によって隠されてしまった12地輪取りの「本質」を引き出そうというわけですね。
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▶ノビテック製エキゾーストが解き放つ、ピュアV12サウンド
このフェラーリ12チリンドリに搭載されるのは6.5リッター自然吸気V12エンジン(819ps/最大9500rpm)。
そのポテンシャルを最大限に引き出すのが今回ノビテックが開発し発表した2種類のスポーツエキゾーストです。
- Sportエキゾースト:迫力あるサウンドと快適性の絶妙なバランス
- Raceエキゾースト:まさにサーキット仕様。V12本来の獰猛さが剥き出しに
両タイプとも電子バルブ付き&専用テールパイプを装備し、ドライバーの意志ひとつでサウンドキャラクターを切り替えることができる、とのこと。
▶ ノビテックはフェラーリ12チリンドリのビジュアルもアップデート
そしてノビテックが手掛けるからには外観もアップデートされ、以下のようなカスタムによってルックスが磨きあげられるうえ、いくばくかのパフォーマンス向上も期待できるはずであり、まさに“視覚・音・挙動”すべてが再定義されたGTの完成ということに。
- 専用ローダウンスプリングで車高を落とし、よりアグレッシブな佇まいへ
- コーナリング時の姿勢制御も強化され、走りのキレが向上
- フィニッシュには鍛造NF11ホイール(ノビテック製)をセットアップ
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▶ 結論:フェラーリ12チリンドリはノーマルでも究極、しかにノビテックのエキゾーストシステムにて“本能”が目覚める
フェラーリ12チリンドリの本質は感情を揺さぶるV12の咆哮にこそ宿るものと考えられ、そのサウンドと走りをさらに研ぎ澄ませたノビテックバージョンは「ただのチューンドカー」ではなく、それは“公道で味わえるレーシングスピリット”。
「フェラーリに手をいれる」ことには否定的な向きも多いかとは思いますが、ノビテックはフェラーリのチューニング / カスタムに関して長い歴史を持ち、かつ「実質的なパフォーマンス向上を目指す」という姿勢から別格であると見られることも多く、「すっかり大人しくなってしまった」最新フェラーリの本質を蘇らせるべく、ノビテック製エキゾーストシステムを選ぶ人も少なくはないのかもしれません。
ノビテックがチューンしたフェラーリ12チリンドリを紹介する動画はこちら
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参照:NOVITEC(Youtube)