【ガソリンエンジン風のサウンドを轟かせてドリフト】メルセデスAMG、史上最強のEVセダンをついに今月発表へ【動画】

Image：Mercedes-AMG

｜　“音”までもガソリン車のように――AMGが電動でも魅せる「ドリフト＆ドラマ」　｜

「V8エンジン」が轟音をとどろかせたあの頃に戻ったかのようだ

さて、メルセデスAMGが現在開発中の「新型ハイパフォーマンスEVセダン」がいよいよ今月中にも正式発表される見込み。

そのティーザーとして、公式SNSでは激しいドリフトと“内燃機関のようなサウンド”を響かせ走行する動画が公開されていますが、ライバルであるポルシェ・タイカン ターボGTの“電子音（新幹線とモノレールとを足して二で割ったような音）”とは異なり、耳に訴える迫力のサウンドが特徴となっています。

4モーターでタイヤを焼き尽くす。完全独立制御による「無限トルクベクタリング」

現時点ではこのメルセデスAMG製「新型EV」に関する情報は多くなく、しかし断片的なものから「1輪ごとに独立したエレクトリックモーター（最大4基）を搭載する可能性が高い」と推測可能。

これにより以下のような挙動が可能になると見られています。

• コーナー進入時には内輪で回生ブレーキをかけて姿勢を安定化
• コーナー脱出時には外輪で“過駆動”を与えて一気に加速
• 1輪ごとに“滑る・掴む”を精密に制御してドリフトまでこなす

この投稿をInstagramで見る

Mercedes-AMG(@mercedesamg)がシェアした投稿

YASA製アキシャルフラックスモーター：サイズ1/3、パワー最大1,920馬力を搭載か

モーターは、AMGが傘下に収めたYASA社のアキシャルフラックスモーターを採用する予定だと見られ、これは通常のEVに使われるラジアル型とは異なり、以下のようなとんでもないスペックを実現します。

• 超小型・高密度出力（従来の1/3のサイズ）
• 1基あたり理論値：480馬力＆590 lb-ft（800Nm）
• 4基合計なら最大：1,920馬力＆3,200Nm超え

ただし、この数値はあくまでコンセプトモデルの理論値なので、市販仕様では現実的なパッケージングや航続距離の観点から以下のようなラインナップが展開される可能性が高いのではという見方も。

• 1,000馬力前後の4モーターモデル
• 500馬力級の2〜3モーターバージョン

アフォルターバッハが「Affasterbach（＝より速く）」に!? 発表は6月末か

なお、メルセデス・ベンツはこの新型EVの登場を予告する形を取り、AMGの本社所在地「アフォルターバッハ」を一時的に“Affasterbach”へ改名するというユニークなプロモーションを実施。

「Faster（＝より速く）」の語感を込めたこの地名改変は、6月末に登場する“超速”な新型車の伏線と見られていますが、この新型車は現在販売中のAMG GT 4ドアクーペの後継車種となる可能性が高く、2026年モデルとして登場するのではないかと噂されています。

この投稿をInstagramで見る

Mercedes-AMG(@mercedesamg)がシェアした投稿

あわせて読みたい、メルセデスAMG関連投稿