
| おそらくは電動版「i3」とほぼ同じデザインにて登場するであろう |
伝統の「Mの証」がついに身近なモデルへ?
BMWの屋台骨である「3シリーズ」が、いよいよ次世代の「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」世代へと足を踏み入れますが、先日発表された電気自動車(EV)版の「i3」に続き、ファンの関心はガソリンエンジンを継続する内燃機関(ICE)版の新型3シリーズに集まっています。
そして今回、BMWが公式YouTubeチャンネルに公開した動画からある衝撃的な事実が判明し、それは、これまでフラッグシップの「M3」にのみ許されていた「クワッドエキゾースト(4本出しマフラー)」が標準ラインナップのハイパフォーマンスモデルにも採用されるという点。
BMWが仕掛ける、新たなヒエラルキーの破壊と進化の全貌に迫りたいと思います。
【この記事の要約】
- 4本出しの解禁: 新型3シリーズでは、M3以外のモデルにもクワッドエキゾーストを採用
- 新名称「M350」: 現行M340iの後継として400馬力超の直6ターボを積む「M350 xDrive」が登場
- ハイブリッド化: ガソリン、ディーゼル、PHEVに加え、頂点にはハイブリッド化した新型M3を配置
- 共通のデザイン言語: EV版の「i3」とイメージを共有しつつ、ICE版独自のディテールを維持
カモフラージュの隙間に見えた「M350」の野心
BMWが公開した「3シリーズ開発の舞台裏」なる動画には、北欧でのウィンターテスト中に捉えられたプロトタイプが登場しており、一見するとEVのi3と見紛うような最新のデザインを纏っています。
しかし、雪を跳ね上げて加速するリアビューには、はっきりと左右2本ずつ、計4本のテールパイプを確認でき、ネット上では「新型M3か?」と騒がれたものの、最新の情報ではどうやらMパフォーマンスモデルである「M350 xDrive(仮称)」である可能性が濃厚だとされており(たしかにM3を名乗るにはボディがスマートすぎる)、この仕様のまま発売されるとなれば、BMWは今後、最上位のMモデルだけでなく、その一歩手前のモデルにもアグレッシブなルックスを与える戦略に転換したということに。
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熟成の直6「B58」ユニットは400馬力の壁を突破か
新型3シリーズのラインナップは、かつてないほど多様なパワートレインで構成されると見られており・・・。
2027 BMW 3シリーズ(ICE版)予測ラインナップ
| グレード | 予測パワートレイン | 特徴 |
| M3(頂点) | 3.0L 直6 ツインターボ + MHEV | 現行S58型を改良、電動アシストで更なる高みへ |
| M350 xDrive | 3.0L 直6 ターボ(B58) | 400hp超。初の4本出しマフラーを採用 |
| 330e / 320e | 2.0L 直4 ターボ + PHEV | EV航続距離を大幅に改善した次世代プラグイン |
| 320i / 320d | 2.0L 直4 ターボ + MHEV | 欧州規制に対応したマイルドハイブリッド仕様 |
エンジン屋「BMW」の意地
新型M350に搭載されるであろうB58型3.0リットル直列6気筒エンジンは”シルキーシックス”の愛称で親しまれるBMWの至宝。
新世代3シリーズではこれをさらにブラッシュアップし、400馬力を超える出力を発生獲得すると見られていて、4本出しマフラーはそのパフォーマンスを視覚的に象徴するパーツとなるのかもしれません。

ちなみに上の画像は現行M3の「クワッドテールパイプ」ですが、ポルシェも「911カレラ」から「911カレラS」になるとクワッドテールパイプ化されたり、718シリーズでも「S」ではデュアル化される傾向にあるため、ドイツでは「丸二本」がハイパフォーマンスモデルの象徴として認知されているのかもしれません。
EVとICEの「二刀流」戦略
2027年型3シリーズの最大のトピックは、同じ「3」の名を冠しながら、EV(i3)とICE(ガソリン・ディーゼル)が並行して販売される点で・・・。
- デザインの統一感: これまでは「EVは特殊な形」というイメージがあったものの、BMWはノイエ・クラッセのデザイン言語を全モデルに適用し、これによってパワートレインに関わらず「最新のBMW」というブランド価値を維持
- 差別化のポイント: デザインを共有する一方、ICE版には「排気音」や「機械的な感触」というアナログな魅力を色濃く残し、今回の4本出し採用はICEファンに対する「走りへのこだわり」のメッセージとも受け取ることが可能

Image:BMW
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結論:マニアを唸らせる「本気の3シリーズ」
「4本出しマフラーの3シリーズ」は、これまでアフターパーツやM3への改造でしか手に入らなかったスタイルでもあり、しかしそれがメーカー純正で、かつ扱いやすいMパフォーマンスモデルとして登場することは、多くのファンにとって狂喜乱舞のニュースとなるはずです。
電動化へと大きく舵を切るBMWではありますが、内燃機関を愛するドライバーを置き去りにすることはなく、2027年、3シリーズは「環境への配慮」と「走りの過激さ」を両立させた”かつてない完成度”でぼくらの目の前に現れることになるのかも。
4本出しの咆哮を響かせるM350か、静寂の中を駆け抜けるi3か。BMWにおける選びがこれほど悩ましく、そして楽しい時代は他になく、これは「パワートレインの過渡期」ならはの「かりそめの客」なのかもしれませんね。
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参照:BMW











