
| 「旧ヤウマテイ(油麻地)警察署」は映画好きならば外せない観光スポットである |
完全予約制、そして予約の時間に「遅れてはならない」ため要注意
さて、香港の「旧ヤウマテイ警察署(Old Yau Ma Tei Police Station)」へ。
簡単にいえば「今は警察署として使われていない、しかし香港の歴史的建造物で、数々の映画の舞台として使用され、今は観光地となっている」という施設です。
基本情報
- 名称:Old Yau Ma Tei Police Station
- 所在地:香港・九龍の油麻地(ヤウマテイ)
- 建設年:1922年
- 建築様式:エドワード朝様式(Edwardian Style)と新古典主義建築
- 香港政府認定の歴史的建築物(Grade II Historic Building)
歴史
現在の建物は1922年に完成し、九龍地区でもっとも古い警察署のひとつとして知られています。
当時の海岸線近くに建設され、海上・陸上交通の要衝であった油麻地地区の治安維持を担っていて、1950年代には警察官の増加に対応するため増築も行われていますが、2016年には新しいヤウマテイ警察署へと機能が移転し、この旧庁舎は保存されることとなった、というのがおおよその経緯です。

「旧ヤウマテイ警察署」建築上の見どころ
この建物は香港に残る数少ない戦前の警察署です。
特徴としては以下が挙げられます。英国統治時代のコロニアル建築を色濃く残しており、香港の歴史ファンには人気のスポットです。
- 半円形の玄関ポーチ
- アーチ状の窓
- 青い鉄製ゲート
- 木製階段や大理石の暖炉
- V字型の独特な平面構成
映画・ドラマのロケ地として有名
旧ヤウマテイ警察署は「香港映画に出てくる警察署」として非常に有名で、主な作品だと「インファナル・アフェア」「ポリス・ストーリー」「ラッシュアワー2」「エレクション」などのロケに使用されており、そのため香港映画ファンにとっては「聖地」ともいえる存在となっていることでも知られます。
2026年現在、旧警察署は保存・再活用されていて、「Yau Ma Tei Police Station: A Cinematic Journey」という展示施設として一般に公開されており、現在では香港の警察映画や犯罪映画の歴史をテーマにした展示が行われ、観光スポットとして大きく注目されているわけですね。
「旧ヤウマテイ警察署」はこんな感じ
そこでこの「旧ヤウマテイ警察署」についてですが、現在は「完全予約制」。
慈善にオンラインにてチケットを購入して現地へと向かうことになりますが、入口にてこういったレトロなチケットを「記念」として渡してもらえます(実際にこのチケットは使用せず、入場に用いるのは予約時に発行されたQRコード)、

そして外壁にはここで撮影が行われた映画のポスターが貼られています。

入場はここ(正面)から。※入場の予約をしておらず、ただ単に建物の写真を撮りに来ている人も多い
なお、滞在できる時間は「20分だけ」なので、予約した時間きっちりに入らないとそのぶん中を見ることができる時間が減るので要注意。

そしてまずは「3分ほど」この警察署で撮影された映画のダイジェスト的なもの(壁面に投影される)を見た後にカーテンがパっと開いて入場が可能に。

旧ヤウマテイ警察署」の展示室はこうなっている
そして旧ヤウマテイ警察署の中、つまり展示室はこう。
展示場所としてはこの部屋、そして拘置所、そして撮影部屋が3箇所ですが、「常連さん」がいるようで、入室した瞬間にお目当ての場所へ行って「なりきる」人も。

ロケに使用されたセットの再現に加えて様々な小物が展示され、「どの映画に使用されたものなのか」を探すのもファンの楽しみだと言えそうです。

これは「インファナル・アフェア」にて潜入捜査官の記録が消去された際に使用されたパソコン(劇中と同じ画面も表示される)。

この黒電話はポリス・ストーリーにて使用されていたもので、ときどきベルが鳴るのですが、受話器を取るとジャッキー・チェンがなにかを喋っているのを聞くことができます。※いくつかの展示物には説明が添えられている

なお、来館者はそれぞれお気に入りの映画に使用された展示物に集中して見学する傾向にあり、よって比較的「来館者がバラけて」いるようにも(一箇所の展示に集中することはない)。

こちらは「武器庫」で・・・。

こちらはコントロールセンターのようなセット。

画像の左上あたりにある黒いパネルが「使用された映画の説明」です。

こちらは映画の撮影に使用されたカメラやフィルム、そして証明など。

このデスク(どの映画の使用されたのかは不明。複数の作品に登場していたのかも)は大人気。

小物類もなかなかにユニーク。

こちらは映画の撮影の際に俳優が身に着けた小道具、そしてメイクに使用する道具など。

こちらは「拘置所」ですね。

なお、この拘置所は4部屋あって、それぞれ異なる展示がなされています。

これは囚人服。

「インタラクティブ」な展示を楽しめる仕掛けも
なお、昔の警察署を活用した展示といえど、そこはテクノロジー大好きな香港なので現代っぽいインタラクティブな展示があり、これらは一見するとインフルエンサーのための撮影スペースにも見えるのですが・・・。

各部屋ごとにテーマ(映画)が分けられていて、好きな映画の部屋に入り、前にあるモニターに向かってポーズを取ると、その映画の1シーンやポスターに自分が「合成」され、その後に示されるQRコードを読み込むと、その画像をダウンロードすることが可能です。

そしてこの「合成」作業はジェスチャーで操作するのですが、最初はやり方がわからず、自分が「女囚」に合成されてしまったのがこの一枚。
上で紹介した「囚人服(女性版)」を着ていて、しかしたしかにぼくの”顔”になっています(こんなところで女性化するとは思わなかったな)。

そしてこちらは「マグショット」撮影部屋。

実際に中にはいって撮影できるのですが(もうちょっと板を自分側に引き寄せる必要があったようだ)・・・。

このコンソールの右下にその画像が出てきます。

こんなわけでけっこう楽しめるのがこの「旧ヤウマテイ警察署」。
正直なかなかにオススメのスポットだと思います。
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