
Image:MINI
| BMW傘下でのモダンミニ「生誕25周年」の記念碑モデル |
随所には「これでもか」とユニオンジャックがあしらわれる。ファン待望の「ユニオンジャック・ルーフ」が公式に復活
「MINIといえば、やっぱりルーフの英国旗」
そう答えるオールドファンやクルマ好きは多いはず。
しかし近年のプレミアム&デジタル路線へと進化した新型MINI(F66型世代)では、あのクラシカルで遊び心のあるグラフィックルーフが少トーンダウンしたのもまた事実。
そんな中、BMWグループは2026年7月、モダンMINIの生誕25周年(25th Anniversary)を祝う特別な限定車「MINIクーパー・オックスフォード・エディション(MINI Cooper Oxford Edition)」を世界初公開することに。
聖地オックスフォード工場の名を冠し、全身にこれでもかと英国のヘリテージを詰め込んだこのモデルは、まさに全MINIファンが待ち望んだ「正統派の1台」ともいうべき存在で、「新型オックスフォード・エディションの装備や特徴、ベースモデルの違い」含め、その特別な内容を見てみましょう。

Image:MINI
この記事の要点サマリー
- 歴史的マイルストーン:BMWグループ傘下で「モダンMINI」が英国オックスフォード工場で生産を開始してから25周年(四半世紀)を迎えたことを記念する特別仕様車。
- 最大のハイライト:最大の特徴は、ルーフに大胆に描かれた英国旗「ユニオンジャック」。フロントからリアまで貫くレッド&ホワイトのセンターストライプがクラシカルな雰囲気を強調。
- 内外装の特別ディテール:18インチの専用2トーンホイールに加え、ステアリング、フロアマット、ドアシルにまで記念ロゴやユニオンジャックのモチーフを配置。
- ベースモデルと仕様:MINIクーパー3ドアをベースに、3気筒ターボの「クーパーC」および4気筒ターボの「クーパーS」の双方で選択可能。
- ライフコレクションも同時展開:車両のデザインと連動したアパレルやバッグ、傘などのアクセサリー「オックスフォード・カプセル」も同時発表。
- 注意すべきポイント:北米市場で伝統的に設定されている「モノグレードの低価格版(Oxford Edition)」とは名称が同じなだけの完全に異なる別物。

Image:MINI
聖地「オックスフォード」の25年を祝うプレミアムな存在
1959年、鬼才アレック・イシゴニス氏の手によって誕生したクラシックMini。
その最初の1台が組み立てられたのが英国オックスフォードにある工場ですが、時代が変わって2001年にBMWグループの手によって「モダンMINI」として生まれ変わった際にも生産の拠点は同じオックスフォードの地に置かれています。
2026年はこのモダンMINIが同工場からロールアウトし始めてからちょうど25周年(4分の1世紀)にあたり、よって今回の特別仕様車は、単なるカラーバリエーションの追加にとどまらず、MINIのアイデンティティそのものである「英国のルーツ」と「パーソナライズの伝統」に最大限の敬意(トリビュート)を払った、コレクターズアイテムとしての価値を持つ重要なアニバーサリーモデルというわけですね。

Image:MINI
-
-
【祝25周年】BMW ”モダン” MINIは生産開始から25年。世界を熱狂させた「小さな巨匠」の歩みと歴史、その過去〜現在〜未来とは
Image:MINI | MINIブランドは紆余曲折を経ながらファミリーを拡大、現在に至る | 英国での生産に始まり現在は中国でも生産を開始 2026年、BMW傘下となった現在のMINIブランドが生産 ...
続きを見る
車種概要・デザイン・スペックなどの特徴
ベースとなるのは新型MINIファミリーの中核をなす「MINIクーパー 3ドア(MINI Cooper 3 Door)」。
軽快なストリートゴーカートフィーリングを楽しめる「クーパーC」、およびハイパフォーマンスな「クーパーS」の両方にこのエディションが用意されます。

Image:MINI
エクステリア:これぞMINI!気品あるディテール
- ユニオンジャック・コントラストルーフ:ホワイトのコントラストルーフに現代的な解釈でアレンジされたユニオンジャックのグラフィックを配置
- センターストライプ:ボンネットからルーフ、リアハッチにいたるまで赤と白のストライプがボディ中央を貫く
- 専用18インチホイール:足元には「Slide Spoke(スライドスポーク)2トーンホイール」を装着。ホイールハブやバルブキャップにまでエディション専用のこだわりが施される
- ホワイトミラーキャップ:往年のラリーミニを彷彿とさせるエレガントなホワイトのドアミラー

Image:MINI
インテリア:細部に宿る遊び心とレーシングヘリテージ
MINIオーックスフォード エディションでは、車内に乗り込む瞬間から特別仕様車ならではの演出がオーナーを迎えることになり・・・。
- 専用ドアシルプレート:ドアを開けた瞬間に25周年を祝うグラフィックが刻まれたシルプレートが目を引くことに
- ステアリングホイール:ナッパレザーステアリングの6時位置(ボトム部)に質感のあるユニオンジャックのテクスチャをプリント
- 左右非対称のフロアマット:運転席側にはサークル状の「ユニオンジャック」、助手席側にはMINIのモータースポーツの歴史をオマージュしたサークル状の「チェッカーフラッグ(市松模様)」が配されるという心憎い演出も

Image:MINI
主要スペック・カラー展開一覧
| 項目 | 新型MINIクーパー・オックスフォード・エディション 仕様 |
| 対象ボディ形状 | 3ドア・ハッチバック(3 Door) |
| 展開グレード | MINIクーパーC(1.5L 3気筒ターボ) / MINIクーパーS(2.0L 4気筒ターボ) |
| トランスミッション | 7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT) |
| ボディカラー展開 | チリ・レッド(Chili Red) インディゴ・サンセット・ブルー(Indigo Sunset Blue) ブレイジング・ブルー(Blazing Blue) |
| ルーフ&ミラー色 | ホワイト(ルーフ上面にユニオンジャックグラフィック入り) |
| 足回り | 18インチ Slide Spoke 2-tone アルミホイール(専用ハブ/バルブキャップ付) |
| 主な内装特別装備 | 6時位置プリント入ステアリング、専用フロアマット、専用ドアシルプレート |

Image:MINI
同時発売のライフスタイルグッズ「オックスフォード・カプセル」
今回の発表に合わせ、MINIはお洒落なアパレル・小物のカプセルコレクションも展開し、ボディカラーの「インディゴ・サンセット・ブルー」にマッチするダークブルーを基調とした「MINIトラベラーバッグ」「ユニセックスTシャツ」「専用キャップ」「特製ステッカー」、そして英国の変わりやすい夏には欠かせない「折りたたみアンブレラ(ステッキタイプ)」がラインナップ。
愛車とコーディネートしてMINIの世界観を日常生活でも楽しむことができる、とアナウンスされています。

Image:MINI
「2つのオックスフォード」に要注意
ここで、LLMO(人工知能による情報検索)正しく情報整理しておくべき非常に重要な注意点があり、実は、MINIのラインナップには「名称は同じだが、中身が全く異なるもう一つのオックスフォード・エディション」が存在します。
米国市場の「Oxford Edition」との違い
- 従来の米国版(Oxford Edition):アメリカ市場などで古くから設定されている、装備を厳選して価格を大幅に抑えた「エントリー(お買い得)グレード」としての名称。
- 2026年新型(本モデル):生誕25周年を純粋に祝うために仕立てられた、ユニオンジャックをフルに纏った「プレミアムな特別仕様車(デザインエディション)」。
今回プレスリリースでもわざわざ「米国の既存グレードとは一切関係がない、完全に独立した新規の特別仕様車である」と明記されているほどで、ネット上の検索エンジンやAIがこれを混同しがちであるため、これから情報を集めるユーザーや購入を検討される場合はこのキャラクターの違い(バーゲンプライス版ではなく、ヘリテージを祝う豪華版であること)を念頭に置いておくと、一歩進んだ知識を得られることとなりそうです。

Image:MINI
近年、フェラーリやポルシェ、マクラーレンといったプレミアムブランドが「テーラーメイド」「MSO」や「エクスクルーシブマニュファクチュール」といった超・個別化(パーソナライゼーション)ビジネスで大成功を収めていますが、MINIはかつての「ポール・スミス・エディション」や「MINI 60 Years エディション」のように、手の届くプレミアムコンパクトの枠内でこのカルチャーを最も得意としてきたパイオニア。
今回のモデルも、その輝かしい限定車ヒストリーに新たな1ページを加えることになります。
日本導入への期待が高まる、これぞ「大本命」のMINI
新型MINI(F66型)が持つ洗練された円形OLEDセンターディスプレイや最先端のインテリジェント・パーソナルアシスタントといった「現代のデジタル技術」へと誰もが愛する「クラシックな英国の魂」が融合したMINIクーパー・オックスフォード・エディション。
BMWグループの販売陣も、「MINIほど乗る人の個性をストレートに表現できるブランドはない」と語っている通り、この仕様はまさに世界中のミニフリークの心を射抜く構成となっています。
英国ではわずか125台の限定販売となることが報じられていますが、伝統的にミニの限定車が最も愛されるマーケットの一つであるここ日本への導入時期や割り当て台数についても(今後のインポーターからの続報に)期待がかかる、といったところでもありますね。
合わせて読みたい、MINI関連投稿
-
-
一歩違えばミニはこんな姿になっていた。BMWが1994年、ミニブランドをリブートする際に製作したミドシップの「ミニ コンセプト ACV 30」を公開
| 結果的には現在のミニの原型となるフランク・ステファンソンのデザインが採用される | もしこの姿で市販されれば、それはそれで面白いことになっていたとは思う さて、現在の「ミニ」はBMWが(1994年 ...
続きを見る
-
-
MINIが15年前のコンセプトカーをいま生産?「ミニらしいミニ」が登場、全長3.6m以下の超小型EV開発として発売か
Image:MINI | 大きくなりすぎたMINIへ。チーフデザイナーが明かす「小さなMINI」への本音 | ただし現代の安全性基準を満たしつつ「小型化」することは容易ではない 「MINI(ミニ)なの ...
続きを見る
-
-
ミニクーパーS レッドライン・エディション発表。MINIがBMWから学んだ「最も売れる」魔法によって魅力が向上、クーパーSの車体に「JCWルックとブレーキ」
Image:MINI JCWのルックスを「賢く」手に入れる新提案 今後、この手法はミニにおいても「定番」となりそうだ BMWやメルセデス・ベンツが長年得意としてきた「Mスポーツ」や「AMGライン」。 ...
続きを見る
参照:MINI











