ブライトリングからスマートウォッチ(ブライトリングは”コネクテッド・クロノグラフ”と呼称)「EXOSPACE(エキゾスペース)B55」が登場。
ブライトリングの神髄は「パイロットウォッチ」というところにありますが、スマートウォッチとしての利便性よりもパイロットウォッチとしての機能強化、使いやすさの追求がB55のテーマとなっているようです。
ぼくはクロノグラフ好きではありますが、正直これらの機能を使用する機会は少なく、ロレックス・デイトナにおいてはプッシュボタンを押したことすらないというのが現状。
押すとしてもせいぜい駐車時間を計測するくらいで、本来の「速度計測」は一度も行ったことがありません。
それは単に「面倒」というのがその理由ですが(計測する必要性もないのですが)、その面倒さを大きく操作性の良いスマートフォン側で行ってしまおう、というのがB55。
飛行時間やラップタイム計測などを時計からスマホに転送するとデータロガーとしても使えるとのことで、これはサーキットのラップタイムなどの管理に使えるかもですね。
逆にスマホの情報(メール、メッセージ、着信、予定など)を時計側に表示させることも可能で、これはほかのスマートウォッチ同様。
ケースはブラックチタンで46ミリとかなり大型(スマートウォッチは見やすさを追求するとどうしても大きくなるのかもしれない)。
駆動方式はクォーツで充電式。駆動時間や充電時間は不明です。
価格は120万円とされますが、同じく時計メーカーであるタグ・ホイヤーのスマートウォッチ「コネクテッド」が165,000円であることを考えると、相当に高価と言えますね。
スマートウォッチはまだまだ発展途上とも考えており、ソフトウェアで解決できる問題もありますが、ハードの性能ももちろん機能や拡張性に影響するわけで、現時点では「一生モノ」とは言えません。
よって定期的に買い換えないとサービス/アプリについてゆけない可能性もあるわけで、そういったハードに120万円を支払うのはかなり難しいものがあります。
スマートウォッチとして使用しなければたんなるクォーツ腕時計ですが、それでもバッテリー駆動時間を考えると通常のクォーツ式腕時計に劣るとかもしれません。
タグ・ホイヤーはこの問題を解決するためかスマートウォッチの価格を抑えており、一定期間経過すれば機械式腕時計に(有償ですが)アップグレードできるオプションをつけており、まさに「スマート」な戦略だと言えますね。
なお、このB55もタグ・ホイヤー同様にラバーストラップを採用しており、しかもカラフルなもの。
このあたり「ほかのライアンアップとは異なる」ことを強調しているか、もしくはこういったガジェット系腕時計が好きな人は新素材を好むだろうという戦略的なものなのかはわかりませんが、ひとつのトレンドにはなりそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=75e9V1_3vTs