モーガンがEV専業メーカーになることはすでにお伝えしましたが、まずはその第一弾となる「EV3」をジュネーブ・モーターショーで発表。
見た目はまんま「モーガン」で、ライト類も構造やレンズは非常にレトロ。
昭和っぽい光を発しそうですが、EVなので電力消費を考えると実際はLEDなのだと思います(ウインカー、テールランプはLEDのように見える)。
ホイールやタイヤもクラシックカーそのもので、ワイヤーメッシュホイールが雰囲気満点。
ステアリングホイール、スイッチ、各種レバーも同様で、「EV」とは思えないクラシカルさが面白いですね。
なおデザインのインスピレーションは1930年代のレースカーやバイクとのこと。
見た目の印象に似合わず、実際の基本構造やボディは複合素材やカーボンを使用しているそうで、ボディパネルやサイドポッドもカーボン製。
これら素材のほかはアルミを使用しているということなので、外観は1930年代、中身は最新といったところですね。
航続可能距離は241キロ、0-100キロ加速は9秒、最高速度は145キロ。
イギリスの老舗、モーガンが10億円の費用を投じて工場を回収し、2019年からEVパワートレーン製作会社へと転向。
手始めに3ホイーラーのEV、「EV3(そのまんまのネーミング)」を今年後半から発売する予定ですが、ずいぶん思い切った方向転換ですね。
おそらくは現在のモデルラインアップでは生き残れないと判断しての行動だと思いますが、少量生産メーカーにEVパワートレーンを供給する等すれば、少ないながらも需要はあるかもしれません。