BMWがVilla d’Esteにて「2002オマージュ・コンセプト」を公開。
BMWは未来的なコンセプトカーを公開する一方で、こういったクラシカルなモチーフも採用する傾向にあるようです(発表の場に合わせたデザインを持つコンセプトカーを提供しているのだと推測)。
これは02シリーズの50周年を記念したもので「欧州ではじめてターボを用いて量産し販売された車」に対するトリビュート。
「2002オマージュ・コンセプト」はその名の通り外観は2002を強く意識したものですが、現代っぽくエッジの立った各部を持っていますね。
フロントバンパーやドアミラーにはMカラーが用いられ、これはなかなか格好良いと思います。
ヘッドライトはレトロっぽいリフレクターを持ちますがLEDを光源とし、テールランプはiシリーズに用いられるような形状を持っています。
ホイールはメッシュ形状ですが、最新の市販モデルであるM4 GTSでもやはりメッシュホイールを採用しており、BMWは比較的このデザインが好きな模様(2002オマージュは元の2002がメッシュホイールを装着、という事情もありますが)。
なおBMWは定期的に「オマージュ・コンセプト」を発表しており、昨年には「3.0CSLオマージュ」を発表。
2011年には「328オマージュ・コンセプト」。
2008年には「M1オマージュ・コンセプト」も発表しています。
ヴィラ・デステにて発表されたばかりのBMW 2002オマージュですが、おなじみX-TOMI DESIGNがオープン版の画像を作成。
スクエアで直線基調のベルトラインを持つためか、オープンのほうが格好良いようにも思いますが、BMWはなかなか「オマージュ・コンセプト」シリーズを発売しないのでクーペともども現実的に購入できる可能性は低そうですね。
なお、こちらは昨年(2015)のヴィラ・デステにて発表された「3.0CSLオマージュ」。
公式に発売はない、と発表されています。