BMWがサウスカロライナの工場にて、エクソスケルトンスーツのテストを開始。
Ekso Bionics社によって開発された「エクソ・ベスト」と呼ばれるもので、中腰の姿勢で体を固定してくれるので体の負担を減らしてくれるというものです。
重いものを持ったりという強化外骨格ではなく、椅子の代用品の様なイメージですが、体の保護も兼ねている様で工場での勤務には有用そうですね。
現在30名が試験的に着用しているそうですが、ほとんどの人がこのベストを気に入っているとのことで、今後も継続採用される可能性が高い、とのこと。
なおアウディも同様のコンセプトを持つカーボンファイバー製の「チェアレス・チェア」を昨年から工場へ導入する試みを行っており、ネッカースウルム他の工場で使用されているそうです。
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ヒュンダイがエクソスケルトン(外骨格)スーツを開発。
要は着用できるロボットで、ホンダが開発していたものに似ていますね。
ニュースではアイアンマンと比較していますが実際の戦闘に用いられることはなさそうで、軍隊では重量物を運搬するのに使用したり、日常生活では足腰が弱った人の補助などを目的としている模様。
こういったエクソスケルトンスーツというと映画「エイリアン2」のパワーローダー、「アバター」のAMPを連想しますが、現在の技術でこのレベルが実現しているとなると、エイリアン2の舞台となる2179年には外観、操作方法ともにもっと洗練されたものができているかもしれませんね(サイズに関しては重量物を運ぶという性質上、コンパクトにはできそうにない)。
なお、上記作品は二本とも監督はジェームズ・キャメロンであり、きっとキャメロン氏はこういったメカが好きなのでしょうね(同作品や他の作品を見ても同じ。エイリアン2でも連絡船でのギミック、パルスライフルなど印象的なメカがある)。
なお、歩行補助用ロボットとしては「プロメテウス」に登場したものが記憶に残りますが、舞台設定は2093年なので、そのころには劇中に登場したものよりも優れた製品が存在しそうです。
その他ニール・ブロムカンプ監督もロボットに関しては非常に思い入れがあるようで、もともと車がロボットに変形するCMで有名になったということもありますが、「第9地区」でのエクソスケルトンスーツ(SF映画史上最高のロボットスーツだと思う。装着というよりは人体に固定しているのでサイボーグに近い)、「エリジウム」でのエクソスケルトンスーツ(川崎重工製という初期設定)、ヴェルサーチ外装のロボットは印象に残るところ。
ヒュンダイ製のロボットだと、「月に囚われた男」に登場するロボット「GERTY3000」がヒュンダイの製造だと言われます(劇中の設定ではなく小道具として)。
このガーティ3000は「2001年宇宙の旅」のHAL同様に、人としての姿を持たないながらも人間以上に人間っぽく、映画史上心に残るロボットだと考えています。
いずれにせよ、確実に「未来は近づいている」ということなのでしょうね。
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最近だとリンカーンがNYオートショーにガルウイングドアを持つSUVを展示しましたが、それとはちょっと異なり商業者的なイメージもありますね。
ガルウイングドアはショーモデルに多く見られ、それは「内装がよく見えるから」「カッコいいから」という理由が主なようです。
一方市販車にガルウイングが採用されることはめったになく、それは「ひっくり返るとドアが開かない」「補強などボディ剛性の問題がある」とされています。
デロリアンはガルウイングを採用した数少ない市販車のひとつですが、それでもドアに問題を抱えているというのはよく聞く話で(ドアが重くダンパーがすぐにヘタる)、やはりガルウイングは色々と難しいのでしょうね。
開くときは重力と逆に、そして閉じるときは重力の方向へとドアが動きますが、いずれも重力に逆らっていることにかわりはなく、しかしその性質が異なるというのも長期に渡り動作を保証するのが難しい理由なのかも知れません。