ケン・オクヤマ氏が8月にカリフォルニアで開催されたコンコルソ・イタリアーノで発表した新型車「Kode57」を日本でも公開。
限定生産とされ、ボクサーのフロイド・メイウェザーも購入したと言われます。
なお特徴的なドアはケン・オクヤマ氏によって「バンザイ・ドア」と命名。
ベースはフェラーリ599と明かされており、「Enji」は「えんじ色」に由来ということもアナウンスされています。
限定台数は5台のみ、うち4台は予約済みとのことですが、気になる価格はベース車両+2億円(仕様によって異なる)と言われ、非常に高価な車ということになりますね。
ボディパネルはハンドメイドのカーボンファイバー、足回りのセッティングはノヴィテックと伝えられ、エンジンにおいては標準仕様に加えてノヴィテック・チューンのハイパフォーマンス版も選択可能です。
なおロータス・エキシージをベースに作られたKode9GTも展示されており、こちらは世界初公開の車両だそうです。
ケン・オクヤマ氏はカリフォルニアでのKode57Enji発表の際、「定期的に新型車を公開してゆきたい」と語っていましたがすでに次のプロジェクトを進行させており、ベースはなんとランボルギーニ、ということも明かされています。
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下は発表当時の画像。
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先日のペブルビーチでいきなりkode57を発表して周囲を驚かせたケン・オクヤマ氏。
同氏語るところによると、「毎年新車を発表したい」とのことです。
ケン・オクヤマ氏はかつてピニンファリーナに在籍しエンツォフェラーリやマセラティ・クワトロポルテのデザイナーとして有名で、フェラーリを去った後は自身のデザイン事務所を経営。
これまでもKOシリーズやヤンマーのトラクターなどを世に送り出していますね(自動車関連以外だとブルガリの腕時計「オクト」のスペシャルモデルも)。
なおすでに毎年新車を発表するためのプランは進行中とのことで、幾つかのクライアントとの案件が進んでいる模様。
おそらくは「ケン・オクヤマ」名義ではなく新興メーカーから「ケン・オクヤマによるデザイン」として新型車が出てくるものと思われます。
なおケン・オクヤマ氏はフェラーリとの仕事が非常に苦痛であったと(フェラーリとの仕事の後に)明かしていますが、今回のKode57ではフェラーリのパーツを多く使用するなどフェラーリとの関係性が 良好であることがわかります。