テスラ・モデルXの見積もりを取得。
支払いプランも含め、ここで購入を検討してみます。
モデルXはかなりインパクトの大きな車であり、正直なところ「これは購入すべきだ」と思わせる多くの要素を持つ車。
ぼくは自分で車を運転したいほうではありますが、一方でテクノロジー好きでもあり、今回はテクノロジーの方に大きな楽しみを見出したと言えますね。
試乗レポートはこちら
合計 13,013,510
内訳
車両本体価格 10,290,000
レッドマルチコート 173,000
22インチオニキスブラックホイール 634,000
ウルトラホワイトシート 288,000
エンハンストオートパイロット 576,000
完全自動運転機能 346,000
プレミアムアップグレードパッケージ 519,000
リサイクル資金管理料 352
ETC 27,778
自賠責保険 40,040
車庫証明 2700
登録費用 700
登録印紙代 2,100
希望ナンバープレート 4,100
納車費用 55,000
自動車税 29,500
リサイクル預託金 22,990
もともと「ほとんどのものは入っている」車なのでさほどオプションを選ぶ必要はありませんが、自動運転関係は結構高く、合計で90万円程度。
あと高いのはホイールですが、ブラックを選べるのが22インチのみ。
もしくは(22インチホイールを選ばずに)標準ホイールをブラックにペイントするという選択肢もあり、その場合は15万円もあれば事足りそうです。
テスラは資金力のある会社だけに魅力的な支払いプランを用意しており、金利だと0.9~1.9%(モデル、購入時期によって変動)。
いわゆる残価設定ローンとは異なる「買い取り価格保証」があるのが特徴で、これは文字通りローン最終回の買取価格をテスラが保証するもの(残価設定ローンは最終価格を保証するものではない)。
48回払い、60回払いを利用でき、年間走行距離1万キロ、1.5万キロ、2万キロによって微妙に価格は変わってきますが、ざっと40-50%ほど残価が残る計算で、この価格にてテスラが車を買い取ってくれることを「保証」してくれるため、これは購入時の費用(と支払いプラン)から除外できます。
たとえば、モデルX P75Dだと車両本体価格906万円ですが、48ヶ月後に493万円で買い取ってくれるので、それを引いた価格の「413万円でモデルXを購入できる」と考えてもOK(もちろんローンの金利については残価の分も支払う必要があり、ローンを組む金額全てにかかってくる)。
60回払いだと452万円で買い取ってくれるので、448万円でモデルXを購入できると考えることができます。
テスラによる「買取」価格の目安は下記の通りですが、北米だと買取業者に売却した方がこれよりも高くなるそうで(モデルSの場合)、実際にはテスラに買取を依頼しない場合の方が多いようですね。
年間10000キロ・・・48か月/48%、60か月/44%
年間15000キロ・・・48か月/46%、60か月/42%
年間20000キロ・・・48か月/45%、60か月/41%
頭金に関しては「(車両価格の)0、20%、40%」という選択肢があり、モデルX P75D(オプション無し)を48/60回払いで購入した場合、イメージとしてざっと下記の通り(ここではオプションや諸経費を含んでいない)。
頭金0%・・・月々125,130円
頭金20%・・・月々80,312円
頭金40%・・・月々35,493円
頭金0%・・・月々109,083円
頭金20%・・・月々72,891円
頭金40%・・・月々36,698円
実際にぼくが考える仕様、そして諸経費を考慮すると現実的な数字は下記のようになります。
パターン1、パターン2ともに「48回払い」ですが、「60回払い」だともっと月々の支払いは安くなる、ということですね。
パターン1(頭金40%)
支払い総額 13,013,510
頭金 5,200,000
ローン元金 7,813,510
分割手数料 520,015
分割支払い総額 13,533,525
支払い総額 49回
月々の支払い 57,500
最終回 5,573,525
パターン2(頭金20%)
支払い総額 13,013,510
頭金 2,500,000
ローン元金 10,513,510
分割手数料 624,065
分割支払い総額 13,637,575
支払い総額 49回
月々の支払い 117,000
最終回 5,521,575
維持費についてはエンジンがなく、プロペラシャフトなどがないことから点検する場所が少なく、費用もかなり安め(点検費用は年間で3万5000円くらい。定額制のメンテナンスパッケージもある)。
部品代も比較的安価に設定されており(メルセデス・ベンツ、BMWに比べて。ただし国産よりは高価)、もしもの場合もさほど修理費用は大きくならないと想像できます。
なおテスラには「8年間と距離無制限のバッテリー/ドライブトレーン保証」が付いており、これはBMW i3と比べても手厚い内容と言えますね。
かなり事故率の低い車であり、聞いた範囲では比較的料率が低いようです(要調査)。
加えて上述の通り部品代が安いので、これもプラス材料ではありますね。
なお現時点ではネット系の保険会社ではモデルXをについて(新型車であるためか)見積もり算出不可の状態。
・スマホでガレージの出し入れが可能(大きな車なのでギリギリまで壁に寄せることができる)
・ファルコンウィングドアのインパクト
・航続可能距離
・定期点検などがリーズナブル
・保障が手厚い
・買い取り保証がある
・自動運転
・操作系の先進性
・静粛性や乗り心地
・車内空間の快適性(快適性やシートなど)
・ドアの自動開閉(センサー付きで人が開閉するより安全)
・ネット常時接続で期限なし、更新や追加費用が無料
・4WDで安全
・アップデートが自宅でできる(i3は1日ディーラーに預ける必要がある)
購入すべき理由
・取得税免税
・ぼくの家の(かなり)近くに整備拠点がある
・ぼくの行動範囲内にスーパーチャージャーがあり、充電がタダ(i3よりも電気代がかからない。ただし2016年内に購入の必要あり)
・保証等含めるとBMW i3より維持費が安い
・自車のみならず対人、対物でも安全性が高く、自分が加害者になる可能性が少ない
・デカイ
・大きな事故を起こすと買取保証に影響(これは他の車でも売却時に影響するのであまり関係はないか)
テスラは高価な車ではありますが、たとえば同価格帯のサルーン(メルセデス・ベンツSクラスやBMWの7シリーズ)に比べると圧迫感がなく、かつ「儲かってまんな」的印象が希薄。
つまり、ビジネスで使用する場合にも対顧客の心情を考慮した場合、ベンツやBMWほど気を使わなくてもよく、かつ「環境に配慮している」ほか、先進的な取り組みに積極的などプラスのイメージを大いに演出できるのでは、とぼくは考えています。
なお自動運転についてぼくはこれまで懐疑的でしたが(自分が運転するのが好き、機械に任せるのは安心できないと考えていることもある。i3その他の車で同様の機能を体験した上で総合的に判断)、テスラ・モデルXについては正直「自分よりも車に運転を任せたほうが安全」と思われ、この自動運転機能を高く評価。
イーロン・マスク氏が「テスラの自動運転は人間の10倍安全」というのは誇張ではないというのが実際に運転し、試してみたぼくの印象です。