| 苦労人は他人の苦労を見過ごせない |
映画「ワイルド・スピード」シリーズにて「テズ」役で有名な俳優兼ラッパー、リュダクリス氏のもとへアキュラNSXが納車。
リュダクリス氏の本名は「クリストファー・ブライアン・ブリッジ」。
「リュダクリス」は「この「クリストファー」と「ラディキュラス(バカバカしい)」をかけあわせたもの、と公表されています。
日本では俳優としてのほうが有名ですが、アメリカではやはり「ラッパー」。
ウィル・スミスも出演していた映画でネタにするほど知名度は高く、アメリカやカナダではゴールドディスク6枚、プラチナ・ディスク5枚を獲得する人気ミュージシャンでもあります(ワイルド・スピードシリーズの「テズ」役でも有名)。
もちろん相当なお金持ちで資産は85億円を超えると言われますが、無名時代に購入した1993年モデルのアキュラ(ホンダ・レジェンド)を大切に乗るという一面もあり、人柄の良さを感じさせるところも(成功後も日常的に乗っている)。
なお、このレジェンドは2015年に事故に巻き込まれるものの、アキュラ自身によって修復され、無事にリュダクリス氏のもとへと戻っています。
そして修復の際にはRAYS製ホイール、車高調整キット、サブウーファー含むオーディオ等がインストールされています。
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リュダクリスとチューナーが共同にてアキュラILXをカスタム。売上を財団へ寄付するいい話
リュダクリス氏自身、レジェンドを愛車として乗り続けていること知られますが、そのレジェンドは不幸な事故に遭って破損することになり、アキュラが責任を持ってこれを修復。
これは「プロジェクト・レジェンド」と題され、修理過程にていくつかのカスタムパーツが盛り込まれることに。
そこでSEMAを控えていたアキュラがそのカスタム内容に着想を得、SEMA展示用として製作したのがこのアキュラILXです。
実際にカスタムを担当したのはギャルピン・オート(マスタングなどアメ車のカスタムで有名)で、SEMAの会場では、リュダクリス氏の所有するレジェンドとともに展示されたようですね。
ボディカラーはサンバーストイエローにペイントされ、フロントバンパーやグリル、ヘッドライト、リアバンパー+ディフューザーそ交換や装着、19インチホイール装着、車高5センチダウンなどスタイルが一新されています。
このアキュラILXはのちに競売にかけられ、その収益金については、若い人たちにも成功する機会を与えたいとの考えからリュダクリス財団に寄付されるそうですが、おそらくは今後様々なイベントに出展されたり、売却の際は財団の運営資金や寄付に充てられるのでしょうね。
いわゆる「アメリカン・ドリーム」を成し得た人たちの多くは極貧時代を忘れず、その頃の仲間や物を大事にしたりしますが、先日紹介したケン・ブロックがカスタムした「1978年型フォード・エスコート」も彼が苦労して手に入れた最初のラリーカー、とのことです。
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ワイルド・スピードに出演のタイリース・ギブソンが誕生日にベントレーをGET
ワイルド・スピードに「ローマン」として登場し人気を博しているタイリース・ギブソンが誕生日プレゼントとしてベントレー・コンチネンタルGTをゲット。誰からの贈り物なのかは明言されていませんが、非常に嬉しそうです。
ほかにはロールスロイス・レイス、マセラティ・グラントゥーリズモ、フォード・エクスカージョン、レンジローバー、ジープ・ラングラーなどを保有しているそうですが、ラグジュアリーカー、SUVが好きなのでしょうね。
ぼくとしては「トランスフォーマー」に登場した際の「エップス」の印象が強く、ジョシュ・デュアメルとのやりとりで戦闘中にクレジットカードで国際電話をけけようとしていたシーンが記憶に残ります。
なおタイリース・ギブソンはモデルとしても活躍していた時期があり、「美しい顔」に選ばれたり、さらには自身の名義でアルバムをリリースしてゴールドディスクを獲得するなど多才な人でもありますね。
ジェイミー・フォックス、ウィル・スミスもミュージシャンとして活動していた時期があり(双方とも受賞歴がある)、黒人俳優は多才な人が多い(もしくはそうでないと有名にはなれない)のかもしれません。
新型ホンダNSXの欧州納車第一号はホンダの現地法人支社長へ。初代NSXの開発にも関与
新型ホンダNSXが欧州でも納車が開始になる模様(アメリカ、オーストラリアでは納車が開始に)。
納車第一号はホンダのスイス法人CEOを努め、現在はホンダ・フランスの支社長であるクロード・セージ氏。
なお納車されるNSXのボディカラーは「クルバレッド」。
同氏は初代NSXの開発にも関わり、現在もNSXオーナーズクラブに属しているとのことで、生粋のNSX乗りということになりそうです。なお新型NSXは受注が好調で生産ペースを早めているとのことですが、現在アメリカで生産される中では「もっとも高価な車」。
今のところは旧来のNSXファン、ホンダファンからの注文があると思いますが、これが一段落した時にその真価が問われると思われ、この価格の車を「売り慣れていない」ホンダにとっては試練の時となるかもしれませんね。