マクラーレンが「F1(ロードカーのほう)」25周年を記念してその秘蔵動画を公開。
これは1998年の速度チャレンジを記録したもので、時速391キロという驚異的な数値を叩き出した際の動画となっています(公式にて残る速度記録は時速386.7キロ)。
なおマクラーレンF1のエンジンは自然吸気V12ですが、この時速386キロはおよそ20年経過した今でも「自然吸気エンジン搭載車」としては破られておらず、この数字がいかに突出したものであるかがわかります。
かつて世界最速記録を樹立したブガッティ・ヴェイロン、これから挑戦するであろうシロンもクワッドターボですし、現在記録を持つヘネシー・ヴェノムはツインターボ。
今の流れが「ターボ」にあることを考えると、おそらくこのマクラーレンF1の持つ記録は今後永遠に破られることはなさそうですね(現在マクラーレンが計画しているハイパーカーはツインターボ+ハイブリッドになると思われる)。
マクラーレンF1はあらゆる意味で「特別」であり「伝説」と言えますが、そのためクラシックカーを覗くと現在「最も高値で取引される車」で、最近の落札金額を見る限り、およそ15億円(!)程度が相場であるようです。
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マクラーレンF1GTRの車載映像が公開に。
ヘルメットのバイザーに取り付けたカメラ越しの映像ですが、ラグナセカ・サーキットを他の車がいる中で全開走行。
20年も前の車ですが現代のレーシングカー相手にごぼう抜きをするほどの威力を見せており、今でも代位級と言える戦闘力を感じさせます。
マクラーレンF1GTRは1995年のル・マン24時間を圧倒的な速さで制したレースカーですが、ベースとなりマクラーレンF1は今でもオークションでは英国車中最高クラスの価格(15億円くらい)をつける貴重な車。
たとえレーシングカーはサーキットでこそその本領を発揮するとはいえ、さらに高価と思われる車両を他の車もいる中で思いっきり走らせるのは見ていてちょっとヒヤヒヤものでもあります。
なおドライブするのはBMWのファクトリードライバであるBill Auberlen氏ですが、マクラーレンF1に積まれる6リッターV12エンジンもBMW製ですので、これも何かの縁なのかもですね。