Evo Magazineがフェラーリ458スペチアーレと488GTBとをサーキットでテスト。
それぞれ同じ環境でレーシングドライバーが運転し、両者のタイムを比較しています。
両者の一番大きな相違は「エンジン」で、458スペチアーレは自然吸気、488GTBは「ターボ」。
スペックを見てみると458スペチアーレは4.5リッターV8、605馬力で0-100キロ加速は3秒、最高時速は325キロ。
対する488GTBは3.9リッターV8エンジンを積み、670馬力、0-100キロ加速は3秒、最高時速は330キロ、というスペックです(多分488GTBはもっと加速が速いと思われるものの、F12に遠慮して低めに数字を出しているのではないかと勘ぐるほどのパフォーマンスを持っている)。
フェラーリ458スペチアーレは「最後の自然吸気V8エンジンを積むミドシップフェラーリ」として人気が高く、中古相場でも7000万円程度の値をつけていますが、サーキットのタイムだとやはり488GTBの方が「圧倒的」ともいえる速さを見せていますね。
フェラーリ458スペチアーレとマクラーレン675LTスパイダーとの対決動画。
公開したのはおなじみイギリスのユーチューバーShmee150氏で、マクラーレン675LTスパイダーは同氏の所有のようですね。
動画だと直線での加速勝負となっているものの、マクラーレン650Sのほうが大差をつけて勝利。
スペックだとマクラーレン675LTは3.8リッターツインターボV8で675馬力を発生。
0-100キロ加速は2.9秒、最高速は時速326キロ、トランスミッションは7速DCT。
一方のフェラーリ458スペチアーレは4.5リッターV8自然吸気エンジンを搭載し605馬力を発生、やはりトランスミッションは7速DCT。
0-100キロ加速は3.0秒、最高速は時速325キロという公称値です。
いずれも劣らぬ素晴らしい車ですが、やはり加速勝負となると出力に依存するところが大きく、しかもターボエンジンが圧倒的に有利なのは致し方ないところですね。
もちろんフェラーリ458スペチアーレは絶対的な加速を競うタイプの車ではなく、その本領はタコメーターの針をパワーバンドに閉じ込めてサーキットを意のままに走ることを目的とした車であり、これがサーキットでの勝負だとまた異なる結果になっていたのかもしれません。
なおぼくは今までいろいろな車に試乗してきましたが、ハンドリングという点においては(試乗から3年経った今でも)フェラーリ458スペチアーレに勝るものはないと考えており、さすがにアルファロメオ4Cでも敵わない、と考えています。
このフェラーリ458スペチアーレはなかなかに珍しいカラーリングを持っており、これがフェラーリにオーダーしたものなのか、それとも後に塗装もしくはラッピングしたものであるのかは不明。
EVO magazineによる、ポルシェ911GT3とフェラーリ458スペチアーレがル・マンを目指して長距離を走るムービー。
最近のスポーツカーは足回りが非常に良くできており、長距離乗っても疲れないためにこういった長い移動も快適になったように思います(とくにポルシェ)。
この911GT3にはオプションのクリアテールランプが装着されていますが、これはホワイトのボディカラーに非常に良く似合いますね。