| ラゴンダ新車時のの販売価格は1億円以上だった |
アストンマーティン・ラゴンダの中古車がドバイに登場。
新世代ラゴンダは「招待制」での購入となっており、まずは中東専用にてアストンマーティンからの招待を受けた顧客のみが購入できる、という経緯を持っていたモデルです。
その後人気が高いという理由で(実際は中東であまり売れなかったのだと思う。ドバイでも一台も見かけなかった)欧州やアジアでも購入が可能となっていますね。
なお、アストンマーティンとしてはおそらく「モトが取れていない」モデルと思われ、レッドブルとの共同開発を行っているハイパーカー「ヴァルキリー」においても「ラゴンダを購入すれば当選確率が上がる」と公的に発言(つまり売りたい)。
そんなラゴンダですが、DB9やヴァンキッシュと同じVHアーキテクチャーを使用したサルーンで、同名にて2009年にジュネーブで公開されたSUVとは「別」の車。
ラゴンダの内装についてはこれまで余り見る機会がなかったのですが、比較的「独特」な雰囲気ですね。
なお、ドアはアストンマーティン特有、斜め上に跳ね上がる「スワンスイング。
メーターは旧世代のアストンマーティンのもの。
エンブレムはアストンマーティンではなく「ラゴンダ」。
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ラゴンダ・タラフの価格表が誤ってアストンマーティンUKのサイトに一瞬だけ掲載。
現在は削除されていますが、価格はなんと1億4000万円から。
ラゴンダの購入は「招待制」となっており、アストンマーティンからのインビテーションがなくては買えないという超エクスクルーシブな車です。
それでもラピードをベースとしていることを考えると(エンジンもラピードSと同じ550馬力V12と言われる)、そしてアストンマーティンの他の車の価格を考えても4000万円程度だろうと考えていたのですが、それをはるかに超える額ですね。
なおラゴンダは当初「中東のカスタマーのみ」対象でしたが、反響が大きかったためにイギリス、シンガポールなどに販売先を拡大。
現在は結構多くの地域でも購入できる(招待が必要ですが)ようですね。
アストンマーティンによると、インビテーションを送った人のほとんどは購入の意思を示しているということなので、億という車をポンと買える人のみをターゲットにしている、ということになります。
ベントレー・ミュルザンヌ、ロールスロイス各車をも軽く超える価格設定であり、その思い切りの良さ、これで売れると考えた強気の設定には驚かされます。
ポルシェもパナメーラの高級仕様(4000万円くらい)を発売していたりしましたが、高級サルーンの市場、そして潜在的要望は考えているよりもずっと大きいのかもしれません。
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アストンマーティン・ラゴンダ・タラフのレビュー動画が公開に。
これはアストンマーティンからの招待状がないと購入できないという非常に敷居の高い車で、最初は中東限定だったものの要望が多く他の地域にも販売を拡大した、という経緯を持つ4ドアサルーンですね。
販売地域は現在のところ中東の他北米、シンガポール、南アフリカ、欧州となっていますが、中国偏重のアストンマーティンにしては中国での販売が行われていないのは不思議なところ。
ラゴンダ・タラフは基本的に同じ4ドアのラピードと同じコンポーネントを持ち、エンジンも同V12(550馬力)、そしてギアボックスもZF製の8速AT。
ただしホイールベースは延長されており、よりショーファードリブンカーとしての性格を強めています。
このラゴンダ・タラフの登場まではここまで高額な4ドアサルーンの需要があるとは自動車メーカー各社とも認識していなかったようですが(マイバッハの失敗もあったからかもしれない)、予想に反してラゴンダ・タラフの反響は大きく、ポルシェですらパナメーラに高級版を限定ながら設定するという動きがあったほど。
なお、このラゴンダ・タラフは基本的にオーダーメードなので基本価格は存在しないようですが、最終的な価格は「1億円くらい」と言われ、今回モータートレンドが「その価格に見合うのか」をいつもどおりの辛口批評にて切り込んでいます。