フィラデルフィアにて、リフトアップしカスタムしたBMW Z3が中古市場に登場(32万円と安い)。
1997年モデルの車高を上げ、大きなタイヤを装着した車ですが、ボディカラーがミリタリーっぽいつや消しグリーンに塗られていることもあり、軍用ジープのようなワイルドな印象に。
あまり太いタイヤを入れることができなかったようで、それでもタイヤに干渉するリアバンパーとフロントフェンダー、フロントバンパーは取り払われており、ヘッドライトは同じBMWの3シリーズ(E36)のものへ。
ソフトトップは残されているもののリアスクリーンはなくなっており、マフラーも無いようですが、なんとなく魅力的な一台ですね。
アメリカだとこれで合法なのかどうかは不明ですが(一応ナンバープレートはついている)、タイヤの直径が大きく変わることでオドメーターの正確性、スピードメーターも狂うことは確かで、実用には向かないものの、けっこう欲しい人は多いのかもしれません。
なお「スポーツカーのリフトアップ」は残された最後の砦のようなもので、クロスオーバーブームも行くところまで行ってしまった今、「あとはこれしかない」と考えています。
クーペのリフトアップモデル、オープンカーのリフトアップモデルは「意外とイケてるんじゃないか」と考えており、どこかのメーカーが出してヒットすれば(コンセプトカーはけっこう出てくるものの、実際に市販はされていない)、他メーカーもこれに追随するかもしれませんね。
なお、ぼくは一時期BMW Z3(2.2L)に乗っていましたが、それまで所有した車のなかでは「もっとも遅い」と言ってよく、であればこの1.8Lモデルだと「この大きなタイヤを回す(スタートする)のにはけっこう回転数を上げないとダメなんじゃないか」と思います。
VIA:Jalopnik