ポルシェがパナメーラとカイエンに(北米で)リコール発表。
ポルシェはもともとリコールの非常に少ないメーカーですが、パナメーラ、カイエン、マカンはちょっと多め。
このあたりグループ内でのパーツ流用などが関係しているのかもしれません(今回のリコールではVWアウディグループ吸収以前に生産されたものも含まれますが)。
今回のリコール内容は「カムシャフトコントロールに不具合があり、最悪の場合エンジンが停止する可能性がある」というもの。
対象は2010-12年製造のパナメーラ/パナメーラS/パナメーラ4S/パナメーラ・ターボ、2011年製造のカイエンS/カイエン・ターボ。
先日ポルシェはボクスター/ケイマンにおいてもリコールを発表しているものの911に関するリコールは非常に少なく、あらゆる意味においてやはり「911は特別なのだ」と思う部分でもありますね(ボクスター、ケイマンのリコールも非常に少ないのですが)。
中国において、14571台のポルシェ・パナメーラがリコールに。
カムシャフト取り付けボルトが緩むということですが、2009年4月から2011年9月までに製造されたモデルが対象だそうです。
なお、カイエンについても2010/3から2011/9までの製造分についてリコールされる模様。
中国の品質検証に基いて指示がなされたようですが、もしかすると半ば「見せしめ」のような意味もあるのかも、と考えたりします。
ディーゼル不正問題で揺れるVWアウディグループですが、その問題とは別にVWトゥアレグ、ポルシェ・カイエンがリコールに(日本でのリコールは不明)。
ペダルに不具合があるとのことですが、その数は409,477台。
2011-2016年モデルが対象とのことですが、リコールの内容はペダルメカニズムの確認と必要に応じて入れ替え、とのこと。
ディーゼル不正問題の発覚直後だけに、小さな問題にも慎重になっているのかもしれませんね。