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ジンガーの約半額。クラシックポルシェのレストア&カスタム新生、「Gプログラム」登場

2017/06/23

| ジンガー・ポルシェは多くのフォロワーを生んだ |

Gプログラムが1979年製ポルシェ911をレストア&カスタム。
エンジンを3.4リッターに換装し、350馬力を発生する現代レベルのスポーツカーに仕上げています。
なお内装も一新され、クラシックスタイルのロールケージ、バルサウッドのシフトノブなどエレガントかつクラシックな雰囲気を演出するなど、独自路線のカスタムとなっていますね。

こういった「レストア&カスタム」だとやはりジンガーが有名ですが、最近だとそのジンガーに触発されて「ワークショップ5001」や「KAEGE」など新手のチューナーも登場。

今回のGプログラムは比較的「走り」を重視したチューナーのようで、サスペンションはオリジナルのトーションバーからコイルオーバー式に変更し、ブレーキも986ボクスターの4ポッド対抗ピストンへとグレードアップ。

コンプリートでの価格は2300万円程度としており、これはジンガーのおよそ半分(986ボクスターなど、安価でリビルトパーツが手に入る車種からの流用を行っているためかもしれない)。
確かにジンガーはため息の出るような美しい仕上げや素材の選択が自慢ですが、「そこまでは」と考える人にGプログラムの「カスタム・クラシックポルシェ」は魅力的な選択なのかもしれません。

 

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今回は「5001ワークショップ」の紹介で、コストパフォーマンスの高いレストア&カスタムが特徴です。

登場するのはブルー(1973年製)の個体、そしてグレー(1974年製)の個体。
5001ワークショップを主宰するのはもとジンガーの従業員、マーロン・ゴールドバーグさん。
ジンガーにて培ったスキルを活かし、この二台を異なる方向でカスタムしています。

グレーの911は「いかにもクラシックカー」らしくクロームのトリムなどを装着していますが、このクロームについても処理にこだわり、やや輝きを抑えた上品なものを採用。

ただしエンジンは3.4リッターに換装されて制御はモーテックにて行い、さらにリアサスペンションはトーションバーからコイル式へとバージョンアップ。
ロールバーも入っているもののツアラーとしての快適性も重視し、現代のオーディオやエアコンも装着している、とのことです。

ブルーの911はより「ドライビングプレジャー」にフォーカスして内装は最小限のカバーにとどめており、そしてエンジンは現代の3.8リッター(349馬力)へと換装。

左右色違いのシート、ブラックとレッドを基調とした仕上げはなかなかナイス。
ビレットパーツも使用され、カスタムカー的雰囲気満点ですね。

あとはお決まりの試乗へ。

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