一体サリーンに何が?中国製スーパーカーを発表
「S7ツインターボ」で驚異の加速と最高速を誇ったアメリカの自動車メーカー「サリーン」ですが、今回長い沈黙を破り新型車「S1」を発表。
ただしこれは「S7」に搭載のV8とは打って変わって「4気筒エンジン」を持つスポーツカーで、フォード製2.3リッターエンジンを450馬力にまでチューンした心臓を持っています。
最高速は時速290キロ(リミッター作動)、2018年後半にはフルエレクトリックバージョンが登場、とも報じられていますね。
サリーンとは?
サリーンは1984年にレーシングドライバー、スティーブ・サリーン氏によって設立。
その後は主にフォードのスポーツカー(マスタングなど)をチューンしていたものの、2000年にオリジナルスポーツカー「S7」を発表。
シャシーはもちろん、エンジンすらも自社にて設計したV8で、これをミッドシップマウントし高い戦闘力を誇った車でもあります。
出力は558馬力、最高速は時速322キロという高性能車ですが、2005年にはさらにパワフルな「S7ツインターボ」を発表。
こちらは一気に750馬力にまでパワーアップし、0-100キロ加速は2.8秒、最高速はなんと時速399キロ。
今でも第一級で活躍できる数字ですが、これが今から「12年前」に市販された車というのは驚くよりほかありません。
※キムタクが乗っていたというのはガセ
サリーンS7が1000馬力に。最高時速400キロを突破すると見られる「S7 LM」が限定発売か
そのサリーンS7も2009年には生産を終了し、「S5Sラプター」を後継モデルとして発売するとしながらも、ついにその計画は実現せず。
ただし今回変わって登場したのがS1だということになります。
ちょっと驚くのが、(実際の車両はロサンゼルス・モーターショーの公開だそうですが)今回中国のメディア経由でサリーンS1が発表されたこと。※中国語だと赛麟S1
現在サリーンは中国資本になったというウワサ、今回のS1は米サリーンと中国企業とのベンチャーによるプロジェクトとのウワサなどがあるものの、現時点ではその真偽は不明。
なおトランスミッション、駆動方式も不明ですが、ベースは2012年に生産が終了した「アルテガGT」とも言われており、しかし製造は中国で行われる、とのこと。
さらにこのS1は「セダン」「SUV」「クロスオーバー」などのバリエーション展開がなされる、とも発表されています。
VIIA:China Daily