【動画】キャデラックのル・マン24時間レース用レーシングカー「プロジェクトGTPハイパーカー」がサーキットを走る！アメリカンV8サウンドがいい感じ

｜ サウンドを聞く範囲ではフラットプレーンクランクV8ではなくクロスプレーンクランクV8のようだ ｜

てっきりシボレー・コルベットC8.Rと同じフラットプレーンクランクV8を積むと思ったが

さて、現在ル・マン24時間参戦に向け、各自動車メーカーともにそのレーシングカーのシェイクダウンを開始しており、今回はセブリングにてキャデラックのプロジェクトGTPハイパーカーが走行する様子が公開されています。

このキャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーはル・マン24時間レース含む世界耐久選手権とIMSAとの両方に参戦することになりますが、そのデザインには市販車との関連性を持たせており、エッジが効いたルックスがなかなかにナイスです（以前に発表されたCGとは異なり、シャークフィンは透明ではないようだ）。

エンジンはクロスプレーンクランク？

なお、このプロジェクトGTPハイパーカーについて、スペック的なものはほぼ明かされておらず、わかっているのは「新設計のV8エンジンを搭載する」ということくらい。

同じグループに属するシボレーのフラットプレーンクランク（コルベットC8.Rに積まれている）5.5リッターV8を搭載する可能性も指摘されていたものの、今回Youtubeにアップされている動画ではアメ車特有の「デロデロ」というサウンドが聴かれ、ここから判断するにどうやらクロスプレーンクランクV8を積んでいるもよう。

ちなみにフラットプレーンクランクを採用すると、排気干渉を避けることができる代わりに振動が大きくなり耐久性が低下するという側面もありますが、レーシングカーのようにこまめにメンテナンスされる車両では耐久性が問題になることはなく、（クロスプレーンクランクV8採用は）全くのナゾ。

参考までに、市販車だと（快適性や耐久性を犠牲にしてまで）フラットプレーンクランクV8を積むのはコルベットZ06、フェラーリのV8モデル（フロントエンジン / ミドシップ）、メルセデスAMG GTブラックシリーズくらいで、そのほかのV8エンジンはおおむね（快適性や耐久性を考慮して）クロスプレーンクランクを採用しています。※いわゆるアメリカンV8サウンドはこのクロスプレーンクランクに起因している

このキャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーにつき、おそらくそう遠くない将来にはスペックが明かされるものと思われ、公式発表を待ちたいところですね。

アメリカンV8サウンドを轟かせセブリングを走るキャデラック・プロジェクトGTPハイパーカーの動画はこちら

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参照：Lanky Turtle