| 意外とデロリアンDMC-12をカスタムする例は「珍しい」 |
なおエンジンスワップにて出力は700馬力へ
さて、2020年に廃車となった格安デロリアンDNC-12を購入し、レストアがてらカスタムを続けていたオーナーがついに「完成」したとしてその車両をイベントへと展示することに。
なお、デロリアンDMC-12自体は非常に有名なクルマであり、多数のファンを抱えるものの意外やカスタムを行う人は少なく、よって今回の例は非常に珍しい一台だと言えそうです。
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そのインスピレーションは「もしも」系レンダリングから
なお、このデロリアンDMC-12をカスタムするに際してのインスピレーション元は「もしも」系レンダリングアーティスト第一人者、キザル・サリーム氏の作成したレンダリング作品。
そしてこのオーナーはレンダリングの中にしか存在しなかったデロリアンを現実のものとすべく動き出すわけですが、カスタムに際してはまずもともとのデロリアンの「ステンレス製」ボディワークを復元し、そこからこのワイドフェンダーを自作し装着したのだそう。
外観だとフロントバンパーに大きスポイラー、前後オーバーフェンダーにサイドステップ、そしてリアバンパーに加え・・・。
ヘッドライトや・・・。
テールランプもカスタムメイド。
ちなみにこれらワイドボディキットは3Dプリンタにて製造したのだそう。
V8エンジンへのスワップ+ツインターボにて「デロリアン改」は700馬力を発生
ただしこのオーナーは単に外装をカスタムするだけでは飽き足らずにエンジンスワップも敢行しており、もともと積まれる2.8リッターV6エンジンからシボレーの5.3リッターLS4へと換装することに。
おまけにこのV8エンジンをギャレット製ターボチャージャー(2個)で武装し、独立スロットルボディにステンレス製エキゾーストマニフォールド、チタン製エキゾーストシステムにて武装しています。
タービンの取り付け方法はまさにレンダリングそのもの。
インテリアも完全に作り直されてブラックとレッドのアルカンターラに張り替えられ、シートはサイドサポートの大きなバケットへ。
エアコン吹き出し口や各種ダイヤル、シフトノブは「ちょっと未来」へと行っているようですね。
メーターはフルデジタル(ハルテックIC7)。
全般的にサイバーパンク的印象が非常に強く、かなり強いインパクトを持つカスタムだと思います。
なお、ホイールは18インチ、フロントは10J、リアは12Jというとんでもなく太いサイズを装着しており(ステアリングが重そうだ)、そこに巻かれるタイヤはトーヨーR888Rだと紹介されています。
「ワイドボディ」デロリアンDMC-12を紹介する動画はこちら
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参照:Larry Chen