シボレーがワンオフのコルベットZ06とNFTとをセットで競売に出品するもなんと「入札なし」！NFTブームが終わるのは早かったな・・・

｜ どう考えてもワンオフのコルベットZ06は非常に高い価値がありそうだが ｜

もはや人々はNFTに対する興味を失ったらしい

さて、少し前までは大変なNFTブームであったものの、ここしばらくで一気にそれも沈静化した感もあり、近頃ではそういった話もあまり聞かなくなったように思います。

そして今回、久しぶりに自動車とNFTに関する話を聞いたと思ったら「落札に至らなかった」という内容で、どうやらシボレーが出品したコルベットZ06のNFT「Own the color」が流札してしまったようですね。

もはやNFTに対する関心は失われてしまったようだ

今回のNFTについて、シボレーが2023年モデルのコルベットZ06とNFT作品とをセットにしたもので、入札開始価格は206ETH（約3000万円）。

3000万円のコルベットというと非常に高価なように思えますが、コルベットZ06はまだ発売前のクルマであり、注文したとしてもいつ来るかわからないほどの人気モデル。

生産1号車はすでにオークションにかけられて「4億1000万円」といった価格で落札されており、そう考えるとNFTとセットになった特別なコルベットZ06の「3000万円」は全然高くないようにも思えます。

なお、このコルベットZ06のオークションは先週金曜日に終了したものの、なんと「入札ゼロ」にて終わってしまい、しかしこのオークション出品を（GMと共同で）行っていた会社、スーパーレア（Super Rare）はすぐにオークションを24時間延長するも「またもや入札なし」。

シボレー「いい勉強になった」

そしてこの大失敗についてシボレーは「Web3への第一歩は教育的なものであり、今後もテクノロジーを活用して顧客に利益をもたらす方法を探っていくつもりだ。この”Own the Color”プロジェクトにより、xsullo、SuperRare、The Crypt Galleryといった業界のリーダーたちと関係を築き、情熱的なNFTコミュニティーに真正面からアプローチする方法を学ぶことができことは有益だった。私たちは、今回学んだことを今後のプロジェクトに活かしてゆく」とコメントしています。

シボレーはこのNFTの落札者のために「ミンテッド・グリーン」にペイントされ、Z07パフォーマンスパッケージ、記念プレート、カーボンファイバーホイールが付属したワンオフのコルベットZ06を作る予定だったそうですが、その予定も流れてしまったわけですね。

なお、このNFTプロジェクトが失敗に終わった理由としては「NFTそのものがもう魅力的ではない」ということが最も大きいと考えていますが、現在は今年はじめまでの状況とは異なって世界状況の先行きがあらゆる意味で不透明であり、かつ同時多発的に、そして解決の糸口が見えない問題が介在しています。

そのため多くの投資家が市場から資金を引き上げ、これまで上昇を続けてきた金ですら相場が下がっている状況でもあり、株式、暗号資産、商品その他諸々壊滅状態。

クラシックカー相場も2月ころまでは「最高値」の連発であったものの最近は今ひとつ奮わず、とにかく人々の投資意欲そして購買意欲が失われた状態にあるとも考えており、この時期の出品はあまりにタイミングが悪かったのかもしれません。

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参照：Corvette Blogger