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ブロンコには断じて負けん!ジープがブロンコ発表当日に「ラングラー・ルビコン392」を発表。こちらはパワーで押し切る模様

2020/07/15

| 6.4リッターV8、出力は450馬力。ブロンコには無い「マッスル感」がウリ |

さて、フォードが新型ブロンコを発表し、現在アメリカは「ブロンコ一色」。

オレたちのフォード!オレたちのブロンコ!といった感じで異常な熱気を持って迎えられているワケですが、そこで矜持を保たねばならなかったのが「ジープ」。

わざわざブロンコの発表数日前にティーザー画像を投下し、ブロンコ発表当日にあわせて発表したのがこの「ラングラー・ルビコン392コンセプト」ということになります。

新型フォード・ブロンコの登場がジープの魂に火を付けた

このラングラー・ルビコン392コンセプトはは6.4リッターV8エンジンを積むハイパフォーマンスモデルという位置づけで、その出力は450HP。

8速ATを介して4輪を駆動し、オフロードタイヤ装着ながらも0-100km/h加速5秒を誇るモンスタージープです。

同じくジープがリリースする「グランドチェロキー・トラックホーク」はオンロードでの走行性能を高めたモデルですが、このラングラー・ルビコン392コンセプトはオフロード方面での走破性を極めるためのチューンが施されており、車軸(アクスル)やサスペンションが徹底的に強化。

2インチリフトアップされて37インチタイヤを装着し、「業界初」35インチタイヤを履くブロンコよりも大きなサイズということになりますね。

フロントだとヘビーデューティーなバンパーにウインチ、フェンダーサイドのエアアウトレットやボンネット上のパワードームなどが目を引く部分。

Jeep-Wrangler-Rubicon-392-Concept-2

リアだと2モードエキゾーストシステム、スチールバンパー等が変更点となるそうですが、数々の変更によってグラウンドクリアランスは33.7センチ(ブロンコは29.4センチ)、デパーチャーアングルは51.6度(ブロンコは37.2度)、ブレークオーバーアングルは29.5度(ブロンコは29度)といずれもブロンコを上回ることに。

なお、ドアは天地を短縮した「カスタムハーフドア」、ルーフは「電動ソフトトップ」、さらにホイールはじめ各部にはブロンズカラーが用いられ、インテリアにはレッドレザーが用いられています。

これまでジープは「ラングラーにV8モデルは投入しない」とコメントしてきたものの、最近になって「ジープのファンはV8エンジン搭載モデル発売を待ち望んでいる」と姿勢を翻していて、この背景にブロンコの登場があるのは間違いなさそう(これは同じ日にラングラー・ルビコン392を発表したことからも想像できる)。

ただ、ジープとしてはブロンコと同じ土俵で競うのではなく、ダッジを同グループ内に保有するという強みを活かし、「ハイパワー路線」「オフローダー界におけるアメリカンマッスル」路線で行こうと決めたのかもしれません。※新型ブロンコに積まれるエンジンは2.3リッター直4エコブースト(270HP)と2.7リッターV6エコブースト(310HP)の2種であり、パワーは高くない

今回発表されたジープ・ラングラー・ルビコン392コンセプトは、その名に「コンセプト」と付くものの、実際には市販を前提としたモデルだと言われており、こちらもいざ発売されれば大きな話題を呼びそうですね。

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