| テスラはタイムアタックの日程を9月から10月に延期 |
テスラはニュルブルクリンクへと「モデルSプロトタイプ・シャシー」にて挑み、ポルシェ・タイカンが記録した「EV最速タイム」を破るとしていますが、この挑戦は本来であれば今週水曜日〜土曜日にかけて行われる「はずだった」。
ただし何らかの事情でそれが遅れ、代わりに10月早々に7分5秒というタイムを記録できるだろう、とTwitterへと投稿しています。
ちなみにこのテスラ・モデルSは現在市販されているものとは異なり、2モーターに代えて3モーターを採用するもの。
テスラはこれを「プレイド・パワートレイン」と呼んでおり、実際に来年発売する、とも語っています。
なお、この「プロトタイプ」はオーバーフェンダーに加え、リアスポイラー、大径ホイールを装着済み。
ニュルブルクリンクのタイムは、過去にないペースで書き換えられている
なお、ポルシェ・タイカンが記録したタイムは7:42で、これは「FFニュル最速」を誇るルノー・メガーヌR.S.と同じくらいのタイム。
そしてテストにおいてテスラ・モデルSプロトタイプは7:20を記録したとも報道されており、これは日産GT-R、フェラーリ488GTBと同等のタイムですね。
さらにテスラが来月に達成する目標タイム、7:05は”とんでもない”タイムで、というのもマクラーレン720Sよりも速く、メルセデスAMG GT R Proに迫るタイム。
さらにポルシェ911GT3、レクサスLFAよりも速く、ニュルブルクリンク市販車では総合ランキング11位くらい。
Data from our track tests indicates that Model S Plaid can achieve 7:20 at the Nürburgring.
— Tesla (@Tesla) September 19, 2019
With some improvements, 7:05 may be possible when Model S returns next month.
故障したテスラ・モデルSを尻目にポルシェ・タイカンスロー走行
そして今回公開された動画ですが、これはニュルブルクリンクにて、故障してレッカー移動させられるテスラ・モデルSプロトタイプの横をポルシェ・タイカンゆっくり走り去る動画。
ちなみにポルシェ・タイカン記録したニュルブルクリンクのラップタイム7:42は(現在の)下位グレード「タイカン・ターボ」で記録したものだとされ、ポルシェはテスラがいかなるタイムを出そうとも上位グレードの「タイカン・ターボS」でそれに対抗すると言われますが、まさにその「ポルシェの余裕」を物語るかのような動画ですね。