| サイバートラックは今年のうちに納車が始まれば「御の字」だと思う |
テスラは「生産開始の遅れ」ばかりが指摘されるが、多くのEVスタートアップは生産すら行えないままに姿を消している
さて、テスラが「サイバートラックの納車がはじまる」としてサイバートラックの予約者に対してメールを送信した、との情報。
このメールには「Hello from Tesla! このたびは、テスラオーナーへの第一歩を踏み出していただき、誠にありがとうございます。サイバートラックは2021年後半に生産を開始し、皆さんにとってエキサイティングな時間となるでしょう」と記載されているそうですが、実際にこのメールを受け取った(サイバートラックを予約済みの)人もいれば、サイバートラックを予約しているのにまだメールを受け取っていない人もいるようです。
テスラはライバルの動向を意識?
なお、こういったメール送信の背景にはライバルの動向があると見られ、アメリカ市場ではリヴィアンR1Tがついに発売を控え、フォード第一弾のエレクトリックピックアップ、F-150ライトニングが発表されることに。
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よってテスラは、サイバートラックを予約している顧客が、(サイバートラックをキャンセルして)これらライバルに流れないよう、該当のメールを送信したのだとも考えられます。
ちなみにサイバートラックの納期については、直近になって「遅れるのでは」という見方が出ていて、というのはここ最近、イーロン・マスクCEOはサイバートラックに関する質問を避けることが多くなっているため。
たとえば、現在テキサスにて建設されている新工場(ギガファクトリー)に関し、サイバートラックの生産開始がいつになるのかを尋ねた投資家に対し、「テキサスのギガファクトリーでは、まずモデルYが先に生産される」と、質問をはぐらかすような回答をしたことも。
実際はどうなのか「神のみぞ知る」
そして実際のところ、サイバートラックの納車が遅れるのかどうかについては誰もわからず、神のみぞ知るという状況です。
テスラはこれまでにも新型車のデリバリー時期について、ずっと「後ろ倒し」にしてきたという経緯があり(モデルYだけは予定よりも前倒しになった)、今回そうなったとしても驚きはありませんが、実際にEV業界を見渡すと「予定がずれ込んだとしても、ちゃんと発売している」例は非常に珍しく(大手自動車メーカーを除くと)、EVスタートアップのほぼすべてが「発売できないままに消え去っている」という状態。
もちろんサイバートラックについては「予定より遅れようとも、必ず発売される」のは間違いなく、そこは楽しみに待ちたいところでもありますね。
そして、サイバートラックはその特異なルックスが最大の特徴であり、これが実際に街なかを走行する姿を捉えた画像、そして動画を一日でも早く見てみたい、と思います(そのためには、市販モデルにおいても、このルックスをなんとしても維持して欲しい)。
建設中のテキサス州ギガファクトリー内を走るテスラ・サイバートラックの動画はこちら
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参照:Jeff Roberts