| ヨーク型ステアリングホイール採用といえど、普通のクルマのようにぐるぐる回さないといけないようだ |
このステアリングホイールを採用するとは、さすがテスラ
さて、テスラは新型モデルSのデリバリーを開始し、同時に顧客を招いての試乗イベントも開催。
そこでは0−100km/h加速2.1秒という驚異的な加速を体験する機会もあったようですが、もうひとつの話題が「ヨーク型ステアリングホイール」。
これは上部をカットしたナイトライダー(もしくはF1)風の形状を持つステアリングホイールで、イベントではどうやらこれが大きな批判の的となったようです(顧客に納車された車輌にこれが装着されているのかどうかは不明。合法かどうか検討中という話もあった)。
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ヨーク型は「回転」させることが非常に難しい
なお、テスラのヨーク型ステアリングホイールがF1マシンのそれと大きく異なるのは「ロック・トゥ・ロック」。
片側にいっぱい切った状態から、また反対にいっぱい切った状態までの回転を現した数値ですが、テスラ・モデルSのロック・トゥ・ロックは2.25、つまり角度にして約800度。
一方でF1マシンの場合は300度あたりだと言われ、これに意味するところは「F1マシンだとステアリングホイールを持ち替えて回すことはないが、テスラ・モデルSの場合は、通常の乗用車同様に”ぐるぐる”ステアリングホイールを回す必要がある」。
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よってテスラ・モデルSのヨーク型ステアリングホイールは途中で「持ち替える」必要があるということになり、「くるくると」ステアリングホイールを回すのには非常に面倒な形状だという意見が大半です。
ただ、直線走行時だと視界を邪魔せず、これはこれでいいのかも。
加速時のメーター表示はとてもユニークで、「光の中に向かって突き進む」ようなグラフィックが表示されます。
メーターの視認性もよく、ここまでは問題はないのかもしれません。
ただし、カーブを曲がるのには適していないようだ
しかし問題はそこからで、車線変更では問題はないものの、交差点を曲がる際には「どこを持ったらいいのかわからない」という意見も。
とくに、ステアリングホイールを戻すときの違和感はハンパないようですね。
テスラ・モデルSの「ヨーク型」ステアリングホイールを操作する動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=gV9n5eynaWY https://www.youtube.com/watch?v=TXmg5GJV0_E&t=13s参照:OCDetailing, ICSI , Chris B