テスラ・サイバートラック最新の試作車が目撃！ドアミラー形状が車両にマッチしたデザインに、そしてテールランプの発光方法がちょっと変更に【動画】

｜　テスラはサイバートラックの生産準備を着々と進行中　｜

これまでに目撃された固体よりはやや小さい車体を持つようにも

さて、テスラはついに今年「サイバートラック」の生産を開始する予定となっていますが、今回はテスラの本社付近にて最新バージョンのサイバートラック「プロトタイプ」が目撃されることに。

そしてこのプロトタイプが最新だと考えられる理由は「これまでに見られない形状のドアミラーを装着していること」で、これまでの試作車が装着していた「弁当箱のような、トラックから流用してきたドアミラー」とは異なり、こぶりながらもサイバートラックのデザインにマッチした形状を持っています。

なお、もともとサイバートラックは「サイドミラーなし」、つまり後方確認にはカメラを用いるというコンセプトを採用していたものの、これはメイン市場であるアメリカはじめ、多くの国や市場で認可されていないため（日本では認可されている）、技術的な問題ではなく「法的な問題で」物理的な”鏡”を持つミラーを装着する必要があるわけですね。※イーロン・マスクCEOはこのサイドミラーにつき「取り外し可能」だとコメントしているので、将来的に（それが認可されれば）カメラに置き換えられるのかもしれない

テスラ・サイバートラックの生産は「間近」

テスラCEO、イーロン・マスクCEOはサイバートラックの生産について「夏には開始される」「非常に量産が近づいている」とコメントしていますが、今年の生産はまだ試験的なレベルに留まり、よってモデルYやモデル3のように大量に作られるわけではないということも示唆しています。

なお、サイバートラックの試作車は度々目撃されているものの、目撃される都度仕様が変更されているようで、今回のプロトタイプは全体的に「やや小ぶり」な印象も。

そして今回目撃された固体のテールランプは、10月以前に捉えられた固体とは異なってテールランプのデザインが変更されており、テールゲートの角に小さな横長のライトがあり、走行中（起動中）は点灯したままになるもよう。

加えて、このライトの真下には、小さな四角いブレーキランプが設置され、テールゲートの残りの部分はブラックアウトされています。

なお、昨年（テスラの工場内で）公開されたプロトタイプではライトバーが左右全面に配置され、中央にはサードブレーキランプが配置されていることもわかりますが、これらサイバートラックが同じライト構成で光り方が違うだけなのか、それともテスラがデザインを変更したのかは不明です。※ウインカーの点灯状態は未だナゾのまま

テスラ・サイバートラック「ベータ版」が増殖中

つい先日、テスラのチーフデザイナーであるフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏は、（ポッドキャストにて）サイバートラックはデザインの観点から準備が整っていると発言しているので、おそらくは今回目撃された試作車が「最終デザイン」だとも考えられ、かつ先週行われた同社の2022年第4四半期決算のカンファレンスでは、テスラの車両エンジニアリング担当副社長ラース・モラヴィー氏がベータ版サイバートラックの生産が増加しているともコメントしており、今後はもっと高い頻度でプロトタイプの目撃がなされることになるのかも（サイバートラックの生産はテキサスで行われるが、カリフォルニアで目撃された理由も謎である）。

この投稿をInstagramで見る

Flavio Tronzano(@ftronz)がシェアした投稿

加えて、ラース・モラヴィー氏は「我々はここギガテキサスで、鋳造、GA、総組立、ボディショップなど、すべての生産設備の設置を開始しました。我々は全てのベータ車を製造し、来月にはまだいくつか生産がなされます」。

加えて、イーロン・マスクCEOは最近のツイートで、サイバートラックのベータプロトタイプを自身でチェックし「信じられないほどの出来栄えだ」ともコメントしており、ますますその期待が高まります。

合わせて読みたい、テスラ・サイバートラック関連投稿

参照：InsideEVs, ftronz