サイバートラックがテスラの工場併設テストコースを高速走行中。おそらくは最後の耐久試験中だと思われ、顧客への引き渡し開始間近だと思われる【動画】

｜　いまだテスラ・サイバートラックは販売と登録のための認可が降りていない　｜

加えて価格や性能についてもナゾのまま

さて、ここ最近目撃例が急増しているテスラ・サイバートラック。

それもそのはずで、サイバートラックについては公式に「（パイロット）生産が開始された」とアナウンスされており、現在も続々とテスラの工場にて生産が行われているため。

なお、サイバートラックを生産するのはギガ・テキサスではあるものの、テストや研究設備がカリフォルニアにあるという関係上、テスラはテキサスで製造したサイバートラックをカリフォルニアまで輸送し、その後にテストを行っているものと思われます。

現在、サイバートラックは「最終のテストを行っている」段階？

サイバートラックは2019年11月の発表から今に至るまでずっと発売が伸び伸びとなっていたクルマではありますが、その理由として「ほかモデルの生産と改良に集中するため」と公的に語られたものの、最近はリーク文書にて「サイバートラックには構造的欠陥があった」ことが公にされており、しかし事実は闇の中。

いずれにせよ、すでにパイロット生産が開始され現在こうやってテストが行われているのは間違いなく、おそらくこれは「（万難乗り越えて）納車開始前の最終テストを行っている状態」だと見られています。

動画では工場をぐるっと囲むテストコースにて加速と減速を繰り返しつつ周回する様子が収められていますが、走行するモデル3を追い越すなど、なかなかの速度が出ていることもわかりますね。

ただしサイバートラックはまだ市販のための認可を得ていない

しかしながらサイバートラックについてはまだEPA（米国環境保護庁）から適合証明書が発行されておらず、つまりは「合法に販売と登録ができない状態」。

ただしイーロン・マスクCEOは第3四半期のいずれかの時期にギガ・テキサスにて納車イベントを開催するとしており、よって適合証明書に取得についてはおおよその目処が立っていると考えていいのかもしれません。

ちなみに今回の撮影はドローンを使用して行われたものですが、こんな感じで「細部に至るまでの鮮明な」動画を捉えており・・・。

廃棄物までも確認可能（以前、別の動画では、クラッシュテストを受けた後と思われるサイバートラックの残骸が捉えられていた）。

さらには駐車場や・・・。

出荷の様子までも。

加えて、最近ではサイバートラックを輸送する様子もかなり高い頻度にて捉えられるようになっており、その一方ではいまだグレード展開や価格、性能については公表されておらず、これが公表されたとしても、その内容が「期待外れ」であればまた株価が大きく下がったりするかもしれませんね。

なお、サイバートラックはとんでもなく重いクルマだと推測していますが、それを輸送するトレーラーの方は（その重量に）耐えられるのかと心配になったり。

ただしアメリカにはもともとヘビー級フルサイズトラックが多数存在しており、それらに対応するトレーラーがすでに存在するものと思われ、そう考えると問題はないのかもしれません（ただし今後、その需要が飛躍的に増加するものと思われる）。

NEW: Images of @Tesla Cybertruck at a truck stop. Pics by FB u/Dedric Allen.$TSLA @elonmusk pic.twitter.com/vkxLI4osRY

— S.E. Robinson, Jr. (@SERobinsonJr) August 23, 2023

テスラ・サイバートラックが周回路を走行する動画はこちら

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参照：Met God in Wilderness, S.E. Robinson, Jr.