テスラはすでにサイバートラックを100台以上生産している？来月末開催予定の「顧客向け納車イベント」にて一斉納車か

｜　あとは無事にサイバートラックが納車され、不具合が出ないことを祈るばかりである　｜

そしてどうやって「190万台」といわれる受注を解消するのかもちょっとした見ものだと思う

さて、先日「サイバートラックの生産を開始した」と公的に宣言したテスラ。

今回はテスラの事情に詳しい株主、マシュー・ドネガン＝ライアン氏が自身のX（旧ツイッター）上にて「テスラはすでに100台以上のサイバートラックを製造した」と投稿して話題に。

なお、同氏はフォロワーからの「なぜそれがわかるのか」という問いに対しては「私には独自の情報収集網がある」とコメントしています（たしかに多くのテスラファンは奇想天外な方法にて生産状況や予約状況を探り出すことがある）。

これら100台は「顧客への納車用」？

実際に100台が製造されたかどうかは別として、これまでネット上に公開された輸送中のサイバートラックを合計すると「容易に数十台以上は生産されているであろう」ことは間違いなく、しかし気になるのはこれらの「サイバートラックの行方」です。

テスラは基本的にショールームを持たないので展示用にこれらを配備するということは考えにくく、そして今さらなんらかのテストを（この台数で）行うとも考えられず、となるとこれらの個体は顧客へ納車されるサイバートラックなのかもしれません。

参考までに、テスラがベルリン工場（ギガ・ベルリン）をオープンさせた際には30台の顧客向けモデルYが用意されて実際に引き渡されていますが、おそらくは来月には開催されるであろうサイバートラックの納車イベントにてこれら数十台〜100台超が顧客に手渡されることになると考えるのが妥当です。

You want a Cybertruck, I'll give you a Cybertruck ⚡️⚡️⚡️#cybertruck #Tesla@SERobinsonJr @greggertruck pic.twitter.com/sUgzjLokpO

— Ezekiel Overstreet 🚀 (@EzekielOverstr1) August 26, 2023

サイバートラックの生産ペースは「悪くない」

なお、テスラが「サイバートラックの生産を開始した」と公表したのは7月中旬の出来事ですが、そこから1ヶ月ちょっとで100台というのは生産立ち上げ初期ということを考えるとまったくもって悪くない数字。

このペースは「生産地獄」に陥ったモデル3の立ち上げよりはずっといいペースで、「予定よりも生産がスムーズに始まった」モデルYに近い効率性を持っていると考えてよく、とくにサイバートラックはこれまでのテスラの車両と全く異なる製造方法を持つこと、そしてイーロン・マスクCEOが「（サイバートラックは）極めて生産が難しい」と語ったことを含めると、”かなり順調”だと言っていいかもしれませんね。

Multiple Cybertrucks are being loaded up at Giga Texas#cybertruck #Tesla@SERobinsonJr @greggertruck pic.twitter.com/NqyOGbZCtB

— Ezekiel Overstreet 🚀 (@EzekielOverstr1) August 26, 2023

参考までに、イーロン・マスクCEOは、2023年内についてはまだまだサイバートラックの生産台数が少量にとどまり、本格生産は2024年から始まること、そして年間で37.5万台程度の製造ペースとなるであろうことについても言及していますが、2019年末の発表から紆余曲折を経て「ついにここまで来たか」といった感じでもありますね。

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参照：Ezekiel Overstreet, Bearded Tesla