>テスラ(TESLA)

テスラ・サイバートラックは「男性的にすぎる」?カドを落としたスマートなサイバートラック「修正案」を提示するデザイナーが現る

テスラ・サイバートラックは「男性的にすぎる」?カドを落としたスマートなサイバートラック「修正案」を提示するデザイナーが現る

| これはこれでカッコいいとは思うが、やはりサイバートラックのあの攻撃的なデザインでないと多くの人の注目を集めなかったかも |

やはりリスクを背負い込まねば得られるものは大きくない(失うものも大きいかもしれないが)

さて、テスラ・サイバートラックの納車が開始され各方面にて話題を呼んでいますが、今回はCGアーティスト、デハーン・リストフ氏が「なめらかなサイバートラック」のレンダリングを発表。

なお、サイバートラックが発表された2019年11月にもそのデザインが大きな反響を呼んでおり、その際によく言われたのが「あまりにデザインが男性的にすぎる」。

よってサイバートラックのデザインに馴染めない人々が「丸っこいデザイン」を持つリビアンR1Tに(サイバートラックの予約をキャンセルして)流れたのはやむをえないところでもありますが、もしサイバートラックがこのデハーン・リストフ氏のデザインにて発表されていたのであれば、サイバートラックに批判的な人も出てこなかったのかもしれません。

8

テスラ・サイバートラックついに納車開始。最廉価グレードで邦貨換算902万円~、日本の公式サイトでも情報が公開に
テスラ・サイバートラックついに納車開始。最廉価グレードで邦貨換算902万円~、日本の公式サイトでも情報が公開に

| ただしサイバートラックの全長は5.7メートル、日本で使用するにはあまりも大きすぎるかも | おなじみ対生化学兵器にも対応、そしてステアバイワイヤを採用 さて、テスラが2019年11月21日の発表か ...

続きを見る

「再デザインされた」テスラ・サイバートラックはこんなクルマ

そこでこの「再デザイン版」サイバートラックを見てみると、たしかにそのディティールは紛れもないサイバートラック。

4

細長い前後LEDストリップや・・・。

7

そのルーフ形状はたしかに「サイバートラック」。

5

なお、実際のサイバートラックは全長5.7メートル近い大きなクルマですが、それだけに「スモール版」が登場するというウワサが出たことがあり(ただし最近はあまり聞かなくなった)、このデザインで5メートル以内に収まる”ベイビーサイバートラック”を発売すれば、アメリカ以外の市場でも人気が出るかもしれません。

6

イーロン・マスクCEO「退屈なクルマを作りたくはなかった」

サイバートラックはあまりに画期的なデザインを持っており、おそらくは自動車100年の歴史の中でも「もっとも物議を醸した」クルマなんじゃないかと考えていますが、イーロン・マスクCEOは初期のデザイン決定段階において、全米で最も売れているピックアップトラックであるフォードF-150を持ってきて「こんな普通のトラックにだけはしてくれるな」とデザイナーに言い放ったと報じられています。

3

そして自動車業界ではなく映画やビデオゲームにインスピレーションを求め、「誰も買わなくても構わない。ステレオタイプな退屈なトラックは作らない。それは後でいつでもできる。クールなものを作りたいんだ。私に逆らわないでくれ」と主張したとされ、結果的にできあがったのが2019年に発表されたサイバートラック。

2

サイバートラックの初期デザインとムードボードが公開される。インスピレーション元は「ロボコップ」「デロリアン」「サイバーパンク2077」「ブレードランナー」など
サイバートラックの初期デザインとムードボードが公開される。インスピレーション元は「ロボコップ」「デロリアン」「サイバーパンク2077」「ブレードランナー」など

| テスラ・サイバートラックは間違いなく自動車史に残るクルマとして後世に語り継がれることになるだろう | まさかこんなクルマが登場しようとは、誰もが想像できなかった さて、イーロン・マスクの伝記本作家 ...

続きを見る

そしてイーロン・マスクCEOはサイバートラックをそのコンセプト同様の姿で発売することに多大な労力を捧げており、それはいささかリスクの高い行動であったかもしれず、しかしデザインのためにそこまで犠牲を払うことができる自動車メーカーは(スーパーカーやハイパーカーメーカーを含めても)テスラ以外にないかもしれません。

1

ちなみにですが、サイバートラック発表前には一切その姿がリークされておらず、しかし「サイバートラック」という名称のみが公開されていたため、多くのレンダリングアーティストが「未来っぽい、丸くてツルっとしたクルマ」の予想CGを作成して公開していましたが、今回の作品はむしろそれらにちょっと近いようにも思います。

合わせて読みたい、テスラ・サイバートラック関連投稿

イーロン・マスクのコメントにてテスラ・サイバートラックに「4モーター」が存在することが明らかに!1000馬力オーバー、0−100km/h加速1秒台は確実だと考えて良さそうだ
サイバートラックの開発初期にデザインが社内で公表された際「イーロン・マスク以外の誰もが落胆し、エンジニアは自分たちで別のデザインを作ろうとした」

| 結果的にはイーロン・マスクCEOが正しかったことが証明される | サイバートラックは一台も納車されていないのにテスラの価値を自動車業界最大にまで押し上げた さて、テスラCEO、イーロン・マスク氏の ...

続きを見る

米ウォール街のアナリスト「テスラ・サイバートラックは実際には一部の人にしか売れないだろう。しかしその存在意義は大きく、カルトカーとして君臨する」
米ウォール街のアナリスト「テスラ・サイバートラックは実際には一部の人にしか売れないだろう。しかしその存在意義は大きく、カルトカーとして君臨する」

| 実際のところ、米国で他のテスラ車と同じように売れるなると、常に視界のどこかにサイバートラックが入ってくることに | ただ、もしかするととんでもない勢いで売れる可能性も否定できない さて、サイバート ...

続きを見る

自動車史上初のステンレスボディ車、デロリアンをデザインしたジウジアーロはテスラ・サイバートラックについてどう考えているのか?
自動車史上初のステンレスボディ車、デロリアンをデザインしたジウジアーロはテスラ・サイバートラックについてどう考えているのか?

| 「規範から逸脱すると、それは多くの場合、挑戦だと見なされます。ただしそれを支持する人々もおり、サイバートラックは間違いなく成功するでしょう」 | ジョルジエット・ジウジアーロほどテスラの立場を正確 ...

続きを見る

参照:dejan.hristov

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->テスラ(TESLA)
-, , , , ,