
| 一方、テスラが一般に展開する自律運転(FSD)機能は人間の運転よりもずっと安全だと言われるが |
テスラがテキサス州オースティンで展開しているロボタクシー事業において衝撃的なデータが明らかに。
NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の最新データに基づくと、テスラの無人タクシー群は人間のドライバーと比較して約4倍の頻度で衝突事故を起こしていることが判明し、「人間より安全」を掲げてきたテスラの自律走行技術に対して厳しい現実が突きつけられています。
この記事のポイント(30秒でわかる要約)
- 事故率の逆転: テスラのロボタクシーは平均57,000マイル(91,732km)に1回の頻度で衝突。人間の4倍以上の事故率
- 直近で急増: 全14件の事故のうち、約36%にあたる5件が直近2ヶ月(2025年12月〜2026年1月)に集中
- 情報の隠蔽疑惑: 2025年7月の事故を当初「物損のみ」と報告。5ヶ月後になって「入院を伴う負傷」へ修正
- 監視員がいても防げず: ほとんどの走行には安全監視員が同乗していたが、低速での衝突や逆走、急ブレーキを防げていない
データが暴く「自律走行」の厳しい現実
イーロン・マスク氏はこれまで「テスラの自動運転は人間より遥かに安全だ」と主張してきましたが、テキサス州オースティンで稼働する43台のロボタクシーが記録したデータは「それとは正反対の結果」を示しています。
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人間 vs ロボタクシー:事故頻度の比較
テスラ自身の安全レポートとNHTSAのデータを比較すると、その差は歴然で・・・。
| 比較対象 | 衝突1回あたりの走行距離 |
| 平均的な人間(警察への報告義務あり) | 約 500,000 マイル |
| 平均的な人間(軽微な物損含む) | 約 229,000 マイル |
| テスラ ロボタクシー(オースティン艦隊) | 約 57,000 マイル |
この数字に基づくと、テスラのロボタクシーは、テスラ自身が「人間の標準」とする数値よりも約4.018倍の頻度で事故を起こしている計算になることがわかります。

Image:Tesla
なぜ事故は起きているのか?直近の事例から
2025年12月から2026年1月の間に報告された5件の事故内容を見てみると、高度なAIが制御しているとは思えないほどの「初歩的」なミスが目立っており・・・。
- 直進中の衝突: 時速約27kmで走行中、障害物にそのまま衝突
- バック中の事故: 駐車場などで後退中に木やポールに衝突
- 停車中の衝突: 停車していたテスラにバスが追突(これについては相手側の過失の可能性が高いが、テスラの不自然な挙動が原因との指摘も)
驚くべきことに、これらの事故の多くは安全監視員が同乗していたにもかかわらず発生しているようですね。
Robotaxi details pic.twitter.com/AVSoysc6pS
— Tesla (@Tesla) October 11, 2024
修正された「入院事故」と透明性の欠如
さらに問題視されているのが「テスラの不透明な報告体制」。
2025年7月に発生したSUVとの衝突事故(時速約3kmの低速)について、テスラは当初「車両の損傷のみ」と報告していましたが、同年12月になってこの事故で1名が入院していたことを認め、報告内容を修正するといった例があったもよう。
さらにはNHTSAへの提出資料の多くが「企業秘密」として黒塗り(Redacted)されていることもあって、専門家からは「テスラは都合の悪いデータを意図的に隠しているのではないか」という疑念の声が上がっているようですね。※ただ、隠すのであればもっとうまい方法を考えそうではあるが
結論:テスラ・ロボタクシーの未来は「光」か「幻」か
現在、テスラはオースティンの一部車両において、安全監視員を乗せない「完全無人化」を試験的に開始しています。
しかし、監視員がいても人間の4倍の頻度で衝突している現状で、完全無人化を行うのは時期尚早と言わざるを得ず、もしかすると今後は「事故率」がさらに上がってしまうのかもしれません。
ライバルのWaymo(ウェイモ)は、2億マイル以上の完全無人走行を達成しつつ、事故率を人間より大幅に低く抑えていると発表していますが、ビジョン(カメラ)のみに頼るテスラの戦略が、LiDARを駆使する競合に対して本当に優位性があるのか、今後のデータがその答えを出すことになりそうです。
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参照:NHTSA













